第33回 南越谷阿波踊りに行ってきました!
「南越谷阿波踊り」は、日本三大阿波踊りの一つに数えられる越谷の夏の風物詩。2017(平成29)年は8月18日(金)の前夜祭と19日(土)・20日(日)で開催され、19日は激しい雷雨で中断を余儀なくされたものの、過去最多の80連6500人の踊り手が参加。4つの演舞場での流し踊りにステージでの組踊り、越谷コミュニティセンター内での舞台踊りを中心に、駅前は阿波踊り一色で大いに盛り上がりました。阿波踊りの本場・徳島や高円寺からの招待連も多く、個性豊かなパフォーマンスから目が話せません。そんな魅力いっぱいの「南越谷阿波踊り」の様子をレポートします!
流し踊りが行われるメイン演舞場の一つ「南越谷中央通演舞場」は、開催時刻前から見物客でいっぱい!開始10分前に交通規制が敷かれると、みなさん一斉に車道の端にビニールシートを敷きはじめ、たちまち観覧席ができました。後ろの歩道にも、たくさんの人が集まってすごい熱気です。
17時10分、当日参加者で作る「にわか連」を先頭に、流し踊りがスタート!どの踊り子さんも気合十分で、「この日を待っていた!」という高揚感が伝わってきます。すぐ間近で迫力のある踊りを見られるのは、流し踊り会場の醍醐味です。
17時10分スタート!
キレのある踊りを間近で見られる
踊りはもちろん、連ごとにお揃いの衣装も見所の一つ。とても鮮やかで、思わず、目を奪われてしまいます。
連の一員として頑張っている子どもたちもたくさんいて、お囃子のリズムにのってキレのある踊りを見せてくれました。きっと数年後には、立派な踊り手に成長するんでしょうね! 当日参加OKの「にわか連」は、親子で踊っている人もたくさんいました。
鮮やかな衣装にも注目!
「南越谷中央通り演舞場」を離れて、ホール内での舞台踊りや組踊りが見られる「越谷コミュニティセンター」の方へ向かいます。
路地には所狭しと露店が並び、まさにお祭りといった風情。小さな子ども連れの家族から、小学生ぐらいの女の子グループ、おじいちゃん・おばあちゃんの2人連れまで、本当にありとあらゆる人たちで賑わっています。
屋台もいっぱい!
越谷コミュニティセンター前の組踊り会場に到着しました。こちらでは、流し踊りとはまた趣が違う、開けた舞台での演舞を見ることができます。フォーメーションを変えながら踊る組踊りには、流し踊りとは違う美しさや迫力あり。踊り手さん同士の掛け合いも絶妙で、見とれてしまいました。
組踊りの後は「阿波踊り教室」の始まりです。これは、希望者は誰でも参加でき、拍子のとり方や足の運び方から教えてもらえるもの。小さな女の子がおじいちゃんと一緒に踊ったりと、とても和やかな雰囲気なので、初心者でも安心ですね。教室に参加すると「にわか連」として流し踊りにも出場できます。
フォーメーションが美しい♪
「踊る阿呆」の仲間入り!
越谷コミュニティセンター内の大・小ホールでは、舞台踊りが行われていました。こちらも、流し踊りにはないフォーメーション変更や照明・音響の工夫、連ごとのカラーがよくでた舞台構成を見られるのが魅力。もちろん、中は冷房が効いているので、外の暑さに疲れたときに一息つくのにもぴったりです。
涼しい!
様々な演出も楽しめる
ホールから出ると、日が落ちて暗くなっていました。今度は、南側の2つの会場「東口南通り演舞場」と「西口南通り演舞場」へ行ってみます。
この2つは、駅から少し離れた場所にあります。人垣の後ろから背伸びをしなくても、落ち着いて見られるのが嬉しいところです。もちろん、踊りの熱さは駅前通りと変わりません!
ゆっくり見るならこっち♪
「西口南通り演舞会場」側の「越谷ふるさと広場」では、越谷や阿波踊りの本場・徳島の名物を集めた物産展が開かれており、越谷いちごを使った豪華なアイス「いちご雪」など、おいしそうなものがたくさん売られていました。こういう楽しみもあるのも嬉しいところ。
また、会場の各所にはごみステーションがあり、ごみの分別も徹底されているようです。その理由は、街がお祭りの前より美しくなるよう、会場の全員が協力して後片付け、清掃まで行っているとのことで、市民のみなさんがいかにこのお祭りと街を大事にしているかが伝わってきました。
ゴミはこちらへ
そのまま北へ歩いて、今度は新越谷駅西側の「西口駅前通り演舞場」へ向かいます。その途中、駅西口を出てすぐのところに小さな花台が設けられ、こちらでも演舞が披露されていました。「西口駅前通り演舞場」の魅力はステージまでほぼ0距離!という間近さです。目の前で迫力のある演舞を楽しめます。
駅西口には、迷子預かり・対応所もありました。こういったサポートがしっかりしていると、いざという時にも安心ですね。
もしもの時も安心
たどり着いた「西口駅前通り演舞場」は、お祭りのフィナーレが近い時間とあってか、盛り上がりも最高潮!祭囃子の軽快なリズムに乗って、新たな連が踊り込んでくる度に歓声が上がり、踊り手も観客も一体となってお祭りを楽しんでいる空気が伝わってきます。
最後に立ち寄った駅前組踊り会場でも、熟練の技が持ち味の連あり、若さ溢れる躍動感あふれる演舞で魅了する連ありと、それぞれの個性が光る演舞の数々に最後まで目が離せません。
「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪」の歌詞の通り、見ているうちに、だんだん参加したくなってくる。そんな楽しさと熱気に満ちた、南越谷阿波踊りでした!
熱気がすごい!
「第33回 南越谷阿波踊りに行ってきました!」発見ポイント!
- (1)毎年約70万人が熱狂する夏の越谷最大級のイベント!
- (2)踊り手と観客の距離がとても近く、一体感を感じられる!
- (3)本場・徳島や高円寺の連も多数参加。多彩な踊りを楽しめる!
- ※2017(平成29)年8月時点の情報です。