待機児童数が減少している所沢市の子育て政策とその成果

西武線沿いの待機児童数

昨今、日本全国で大きな課題となっている待機児童問題。所沢市でも同様に、待機児童は以前より問題になっており、市ではその対策を進めてきた。問題解決のために、2010(平成22)年からの5年間で、認可保育園を12園、定員を796人増やすなどの取り組みを実施。その成果もあり、2010(平成22)年度に136人だった待機児童数は、2016(平成28)年度には11人にまで減少した。

待機児童数が年々減少していっているのがわかる
待機児童数が年々減少していっているのがわかる

所沢市の待機児童数は、「所沢」駅に乗り入れる西武池袋線、西武新宿線の両路線沿いの自治体の待機児童数(2016(平成28)年4月1日現在)と比較しても少ない数字となっている。たとえば、所沢市の待機児童数が11人なのに対し、隣接する清瀬市は44人、東村山市は76人となっているほか、都心方面へ行くにつれて待機児童数も増えていく傾向となっている。

沿線の中でも所沢市は待機児童数が特に少ない
沿線の中でも所沢市は待機児童数が特に少ない

「所沢」駅周辺の子育て・教育施設

「所沢」駅西側周辺には「所沢市立所沢保育園」をはじめ、「わかたけ保育園」、「わかたけ元町保育園」、「所沢文化保育園」などの私立保育園のほか、「所沢富士幼稚園」や「所沢文化幼稚園」といった幼稚園もある。また、「所沢市立所沢小学校」では、放課後に学校を開放し、放課後支援員やボランティアによって見守られた、安全で安心な居場所を確保している放課後支援事業「ほうかごところ」も行っている。

「ほうかごところ」を実施する「所沢市立所沢小学校」
「ほうかごところ」を実施する「所沢市立所沢小学校」

「所沢」駅周辺には子育て施設が集まっている
「所沢」駅周辺には子育て施設が集まっている

さらに、市内の公共施設のうち、授乳やおむつ替えのスペースの提供が可能な保育園、まちづくりセンター、児童館などの施設を、「赤ちゃんの駅」として設置し、外出時の授乳やおむつ替えに利用できるようにしている。また、「所沢」駅では改修工事に伴い、授乳室や小さな子ども専用の便器やベビーベッドを設置したキッズトイレが導入された。

「所沢」駅の授乳室
「所沢」駅の授乳室

手厚い公共サポートにも注目

所沢市では、子育て中の世帯をサポートするために、「地域子育て支援センター」や「子育てサロン」、「所沢市ファミリー・サポート・センター」といったサポートも実施している。

「地域子育て支援センター」は、主に0歳から就学前までの子どもと保護者が、楽しく遊んだり、情報交換したり、自由に利用できる場所で、「所沢」駅の西側だと「わかたけ元町保育園子育て支援センター」が利用しやすい。また、「所沢まちづくりセンター」などで開催されている「子育てサロン」は、親子のお友達作りの場の提供・情報交換の場として利用できるほか、リフレッシュしたい時などに子どもの一時預かりをしてくれる「所沢市ファミリー・サポート・センター」といったサポートも充実している。

「地域子育て支援センター」にもなっている「わかたけ元町保育園」
「地域子育て支援センター」にもなっている「わかたけ元町保育園」

所沢市では各種助成も充実しており、子どもが2人以上いる世帯の保険料の軽減や、私立幼稚園等に通園させている保護者を対象に保育料の一部補助なども助成も行っている。保育料の補助金は、19歳未満の扶養人数と課税額によって補助金額が異なり、国の補助額に加え、最大で35,000円の補助金が上乗せされる。また、2011(平成23)年10月には、子ども医療費の助成が受けられる対象を中学3年生まで拡大した。

所沢市の主な子育てサポート
所沢市の主な子育てサポート

このように、ファミリー世代が暮らしやすい街にするべく、待機児童問題解決など様々な取り組みを行っている所沢市。市のHPではこうした子育て関連情報をさらに詳しく紹介しているので、知っておけば、さらに充実した暮らしを送れるだろう。