マンション購入のトレンド、郊外を選ぶ人が増えている理由とは?

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近年、祖父母世帯との近居を望むファミリー層が増え、祖父母が住む郊外エリアに移り住むケースが増えているという。2013(平成25)年に、内閣府が20~79歳の男女を対象に行った「三世代同居・近居の環境の整備について」の調査によると、およそ79%が祖父母に育児や家事の手助けをしてもらうことが望ましいと回答している。

出典:内閣府「三世代同居・近居の環境の整備について」
出典:内閣府「三世代同居・近居の環境の整備について」

この近居ニーズのきっかけとなったのが、2011(平成23)年に発生した「東日本大震災」だ。直接的に大きな被害が少なかった首都圏でも、交通インフラがマヒし、多くの帰宅難民が発生したことは記憶に新しい。その際に感じた不安感から、もしもの時に子どもを預けられる祖父母と近居することのメリットが見直された結果が、この数字に表れているといえるだろう。
また、祖父母世帯から日常的に支援を受けられることや、育児のサポートが受けられる安心感も意識されているようだ。逆に、子世帯が近くに住んでいれば何かあった時にすぐに助けてもらえるため、祖父母世帯にとっても近居のメリットは大きいといえるだろう。

出典:内閣府「三世代同居・近居の環境の整備について」
出典:内閣府「三世代同居・近居の環境の整備について」

政府も、2015(平成27)年に「一億総活躍国民会議」において取りまとめられた「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策―成長と分配の好循環の形成に向けて―」において、「家族の支え合いにより子育てしやすい環境を整備するため三世代同居・近居の環境を整備する」として、近居や同居を後押しする動きをみせている。

では、近居という視点でマンション購入を考えた時、所沢エリアはどうだろうか。何かあった時、祖父母に子育てを手伝ってもらえる環境はもちろんだが、通勤や生活施設の充実も欠かせない要素だ。西武池袋線、西武新宿線の2路線が利用可能な「所沢」駅からは、「池袋」駅へ直通で23分でアクセスできるほか、「新宿」駅へ28分、「渋谷」駅へ34分など、都心へのアクセスは申し分ない。また、西武国分寺線(所沢~国分寺)の直通運転や、東京メトロ副都心の乗り入れなど、更にアクセスは向上している。

駅周辺には「所沢プロペ商店街」をはじめ、「Emio所沢」、「西武所沢店」、「ワルツ所沢」、「イオン 所沢店」など多彩な商業施設が集まっており、生活利便性が良いということも重要なポイントだろう。また、所沢市、西武グループ、有識者、地元の有力者による、行政・民間・地域とが一体となったまちづくりによって、今後西口エリアでは新たな再開発計画が進められる予定となっており、今後さらなる発展も期待されている。

所沢駅西口の開発も企画中
所沢駅西口の開発も企画中

国土交通省が発表した2015(平成27)年地価公示の「東京圏の沿線別駅周辺住宅地の公示価格」によると、「所沢」駅の地価は172万円。それに対し、「国分寺」駅が271万円、「大宮」駅が236万円、「長津田」駅が224万円、「柏」駅が208万円と、都心から同程度の距離に位置している他の駅と比較しても価格が低いことがわかる。地価が安い分、マンションの価格も抑えられるため、若い世代がマンションなどの不動産を購入しやすいのも所沢エリアの特徴だ。その分の浮いた購入資金は、子どもの教育や将来への貯蓄など別の用途に利用できるため、最近では教育意識の高いファミリー層も増えているようだ。

出典:国土交通省「平成28年公示地価」
出典:国土交通省「平成28年公示地価」

マンションなどを購入するための「住宅資金」は、「教育資金」、「老後資金」と合わせて、人生の三大支出といわれている。大きな金額が動く住宅購入に、躊躇してしまう人もいるだろう。では、住宅の購入はどのタイミングがベストなのだろうか。仮に住宅購入が遅くなってしまうと、「老後資金」が必要となるタイミングと重なってしまい、老後の家計を圧迫することが予想される。それよりも、収入が多い若いうちに住宅を購入したほうが良いかもしれない。そうなると「教育資金」が必要なタイミングと重なることになるが、収入が減少する老後に支払額が増えてしまうよりは、生活にゆとりができるだろう。

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資産作りという点から見ても、住宅の購入はメリットが大きい。資産の形は大きくわけて「現金」と「不動産」に分けられる。違いは数々あるが、注目すべきは資産を相続する際に発生する相続税の算出方法だろう。現金のまま相続しようとした場合、相続税は額面通りの金額を基に算出される。一方、不動産の相続は、土地・建物に対する評価額を基に算出されるので、結果として相続税を抑えることができる。

相続財産の評価方法
相続財産の評価方法

ほかにも、子どもが手離れして大きな家が必要なくなったシニア層が、もとの家を売却や賃貸に出し、駅近の便利な立地に移り住むというケースも増えている。老後に不動産を購入することに不安もあるかもしれないが、前述の通り、現金ではなく、あえて不動産を保有することで資産が割れず、子どもや孫により多くの資産を残すことができるのだ。

このように、「祖父母との近居」や「資産運用」という観点から見ると、郊外の駅近立地のニーズは今後も高い需要が見込まれる。将来のこと、子どものことを考えて、便利で自然豊かな郊外での祖父母との近居を、検討してみてはいかがだろう。