繊細なフレンチを身近に感じながら楽しむ

La Voile(ラ ヴォワール)

レストラン ラ ヴォワール(La Voile)
レストラン ラ ヴォワール(La Voile)

「浦和」駅から旧中山道沿いに徒歩数分、「うらわ美術館」が入る「浦和センチュリーシティ」のちょうど向かい側にあるのが、「ラ ヴォワール」。都心の一流ホテルや、フランスの有名レストランで修行を重ねたという、鈴木学オーナーシェフが腕をふるうフレンチレストランだ。

見事な装飾が程これた店内
見事な装飾が程これた店内

「敷居が高いと思われているレストランを、もっと身近なものとして感じてもらいたい」という、思いから一切入店制限などは設けていない。
気軽に入れるといえども、料理については至って正統派。伝統的な技法と新しい味覚センスをミックスさせ、全体的に軽やかな仕立てのコースとなっているので、若い世代からお年寄りまで親しみやすいだろう。素材感を生かしながらもソースはしっかりと味を効かせ、締めている。主役が際立った、メリハリのある料理の数々だ。

ボリュームもたっぷり
ボリュームもたっぷり

ランチもディナーもコース料理が基本となっており、訪れた人の多くはワインと一緒に楽しんでゆく。コースはランチタイムが4種類。2,500円、3,300円の2つのコースは、ランチ用に材料の原価をやや下げたもので、最初はここから試しても良いだろう。手間は変わらずかかっているので、シェフの腕を感じるには十分だ。

特にこだわっている野菜をたっぷり使った前菜
特にこだわっている野菜をたっぷり使った前菜

数ある食材の中でも、シェフが特にこだわっているのは野菜。岩槻にある農家と提携して、そこから直接取り寄せる野菜で、大部分を賄っているそうだ。その野菜、聞けばヨーロッパ原産の珍しい品種が多くを占めているそうなのだが、その理由は、提携農家が「さいたまヨーロッパ野菜研究会」のプロジェクトに参加しているため。時にはシェフからリクエストを出し、日本ではまず手に入らない野菜についても、種を取り寄せて栽培してもらうことで、提供を実現しているという。

その他の食材についても、魚は築地から、肉は地元産を中心に信頼できる業者から入れるなど、確かなこだわりを持つ。店舗はフランスの雰囲気満点だが、食材は大半が地元産か国内産という、地産地消型レストランなのである。

取り寄せているフランス産のパン
取り寄せているフランス産のパン

そんな中、頑なにフランス産にこだわり続けているのは、コース料理では脇役に収まっているパン。これはフランスから何銃種類もの生地を取り寄せ、料理に最も合うものをチョイスしたということで、中身がギッシリと詰まった、もちもちのパンを出している。料理はもとより、ワインとの相性も抜群に良い。

メニューは日々変わるが、一部変わらないものもある。そのひとつがシェフのスペシャリテ、「甲殻類のエスプーマ」だ。これはオマール海老を中心に幾つかの甲殻をベースにクリームを作り、それを泡立てて提供しているもので、すべてのコースに含まれている。軽やかな口当たりの中に芳醇で濃厚な香りがあり、白ワインとの相性は抜群。この一品を楽しみに、遠くから足を運ぶ常連客も多いそうだ。

シェフのスペシャリテ「甲殻類のエスプーマ」
シェフのスペシャリテ「甲殻類のエスプーマ」

清潔な店内、行き届いたサービス、非常に手が込んで、美味しく、量も十分な料理。ボリューム満点のコースながら、最後まで後味良く楽しめるトータルバランスの良さ、どれをとっても、都心の高級店に引けをとらないものだが、おそらく都心では数万円する内容を、この店では、何分の1かで体験できてしまう。
気軽に入れる値段と雰囲気なのに、中身は最高級店と同じ。それが「ラ ヴォワール」が連日活況を呈している理由だろう。

La Voile(ラ ヴォワール)
所在地:埼玉県さいたま市浦和区仲町1-11-12  さくらビル浦和Ⅰ 2F
電話番号:048-753-9272
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:30~21:30(L.O.21:00)
定休日:火曜日
https://ameblo.jp/lavoile0426/

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