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さいたま市立常盤中学校 校長インタビュー

さいたま市立常盤中学校
校長 鹿目賢一先生

未来を担う子どもたちのために

旧浦和市の中心地域から、北浦和、与野まで幅広いエリアを学区にもつ公立校・さいたま市立常盤中学校。周囲は閑静な住宅地と教育施設に囲まれ、文教エリアと言われている絶好のロケーションで、およそ940名の生徒が学んでいます。今回はこの常盤中を訪問し、校長の鹿目(かのめ)賢一先生にお話をうかがいました。※取材日:2013(平成25)年2月

まず、常盤中学校の概要についてお聞かせください。

さいたま市立常盤中学校

本校は1947(昭和22)年に開校しておりまして、旧浦和市ではもっとも古くからある中学校の1つです。学区の小学校としては常盤小学校、常盤北小学校、仲町小学校の3校があります。JR京浜東北線に沿った、縦に長い学区が特徴です。

本校のグランドデザインとして、私が校長になってからは、「努力で輝く常中生(ときちゅうせい)」というものを掲げております。その中で、学校教育目標として「心豊かな中学生」「自ら学ぶ中学生」「活力あふれる中学生」を3本の柱にしています。

それぞれの目標に向けて、具体的にどのようなことをされているのでしょう?

そうですね、「心豊かな」に関しては「朝読書」などがその1つでしょうか。静かな心をもって朝をスタートする、という目標の元で伝統的に行っているものです。これは週に3日、全部のクラスで実施しています。生徒たちが好きな本を持って、読んでおりますが、常中生は「読書が好き」という子が多いですね。これは心を豊かにするだけではなく、学力向上にも大きく影響していると思います。また、最近では「いじめ」が社会問題となっていますが、ほかの中学校もそうかと思いますが、常盤中でも「いじめのない学校」を大きな目標とし、「見て見ぬふりをしない」ということを繰り返し指導しています。

さいたま市立常盤中学校

「自ら学ぶ」については、自主自律と言いますか、「教えられて学ぶ」ではなく、「自分で学ぼうとすること」に意義があり、続く秘訣であるということを指導のテーマにしています。「自分で学ぶ」ことの大事さを、いかに早い段階で実感させるか、ということですね。

「活力あふれる」という面については、「心と身体の両方が健康である」ということが、日々の授業にも、色々な活動にも大きく影響してきますので、勉強にも部活にも、熱心に取り組めるよう指導しています。本校の部活動は文化系、運動系ともとても盛んですし、県大会などに出場している部も多数あります。指導する教員の思いも、活動する生徒も非常に熱心ですね。部活にかける情熱が、勉強にも良い影響を及ぼしていると思います。部活の仲間の絆というのは、卒業してからも長く続いていくものです。ぜひ部活も勉強も、両方とも頑張ってもらいたいですね。

北浦和エリアは小学校から高校まで、公立校の学力水準が高い地域だと聞いております。その背景にはどんな理由があるとお考えですか?

さいたま市立常盤中学校

元々、旧浦和市の地域が非常に教育に熱心なところだったんですね。その伝統が今に引き継がれている、というのが大きいのでしょう。さきほど申し上げた3つの小学校、常盤小、常盤北小、仲町小などは学力が高い小学校ですので、常盤中もその水準を引き継いでいると言えます。地域で一番かどうかは分かりませんが、「名門」と言われている高校にも、毎年たくさんの生徒が進学しています。基本的に生徒と先生の関係は良好ですが、生徒の学力レベルが高い分、批評の目を持った子ども達も多いです。先生たちもうかうかしていられませんね。いい加減なことを言えば、すぐに批判されてしまいます。ですから、先生方もプロ意識を持って、しっかりと勉強されている方が多いです。お互いに切磋琢磨する関係ですね。先生方が勉強しないと、生徒の学力は高くなりませんから。先生方の研究授業や研修の機会も多く、積極的に参加していただいています。

いじめ問題の解決が社会的な関心事になっていますがどのようにお考えですか?

さいたま市立常盤中学校

いじめ問題に関しては、「とにかく素早く対応をする」ということを大原則として考えています。問題が見えたら素早く、保護者や関係者も巻き込みながら、チームで解決を図ることとしています。顔を合わせながら、意思疎通をしっかりして解決に進んでいく、というのが基本ですね。

即対応、というのは常盤中に限らず、さいたま市全体で徹底されている方針です。やはり中学生ですのでいろんな問題は起こりますが、本校の生徒は比較的しっかりとした子が多いですね。気持ちの乱れは靴のかかとなどにも現れますが、昇降口を見てもらえばわかりますが、常中生にはかかとをつぶして歩く子が本当に少ないんですよ。

保護者とのかかわり方について、特徴的な取り組みなどはありますか?

これは本校の伝統なのですが、学期ごとに「学校公開日」というのを設定しております。保護者の方や地域の方に広く学校の授業や活動を公開しているのです。一日中ということではなく、大体半日、午前中のみになりますが、どの授業も自由に見ていただくことができます。前回の公開日には約800人の方が受付をされましたが、これは代表の方のみの数ですので、ご家族でいらっしゃった方などを含めれば、その1.5倍から2倍くらいにはなるのでしょうね。また、保護者というわけれはありませんが、本校では卒業生が作る「後援会」の組織がありまして、卒業生からさまざまな支援をいただいたり、運動会などに来ていただいたり、生徒に対する指導や声かけなどをしてもらっています。

地域との関わりについてはいかがでしょう?

さいたま市立常盤中学校

地域の方に関わっていただいているものとしては、「俊英太鼓」という有志で作る和太鼓のチームがあります。7台の太鼓がありまして、ひとつの太鼓を3人がかりで打つものです。2月にも自治会の要請を受けてイベントで演奏しますし、7月の「浦和まつり」にも毎年出演していて、中山道のロイヤルパインズホテル前で演奏しています。これは部活動ではないのですが、生徒達もバチをもつ手が擦り切れて、ガーゼをしてまで一生懸命に練習しています。 もちろん、さきほどの「学校公開日」もそうですし、様々な面で地域の方の協力やアドバイスを頂いています。ユニークなものとしては、実は本校には「陶芸窯」がありまして、クラブとして「陶芸クラブ」もあります。震災以降は節電のために使用を中止しています。

最後に、北浦和エリアの特徴・魅力について教えてください

さいたま市立常盤中学校

常盤中学校の学区は駅からも近いので、新しく引っ越して来られる方も多いですが、一方では、昔から3代、4代とこの地に住み続けていらっしゃる方もたくさんおられます。在校生の親御さん、おじいちゃんおばあちゃんまで、代々この中学校の卒業生であるという方も多いのですが、それだけ、住み心地が良いということでしょうね。

また、北浦和地域は都市部にあたる地域ですが、「人の人との関わり合い」が深い地域だと思います。よく言われる「隣の人が何をしている人なのかわからない」という状況は少ないと思いますし、自治会への参加や活動も活発です。地域全体が人と人との関わりを大事にしています。常中生に対しても何かと声をかけてくださる方が多く、保護者の方も安心できる教育環境になっていると思います。

さいたま市立常盤中学校

今回、話を聞いた人

さいたま市立常盤中学校 校長 鹿目賢一先生

所在地:埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4-1-9
電話番号:048-831-3189
http://tokiwa-j.saitama-city.ed.jp/

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