さまざまな体験を通して心も身体も元気な子どもを育てる「るい保育園」
「北浦和」駅東口より車で約10分。さいたま市緑区道祖土(さいど)にある「るい保育園」は2015(平成27)年4月に開園した認可保育園で、広々とした園庭と青空に映える綺麗な園舎が印象的だ。同園では体験を重視した保育が行われ、ネイティブの先生とコミュニケーションを楽しむ英語や和太鼓、サッカー、茶道など外部の講師を招いて行われる特別活動が充実している。また七夕や節分、ひなまつりなど伝統的な行事も大切にしていて、子どもたちの豊かな心を育んでいる。
今回は園長の岩下先生を訪ね、「るい保育園」の概要や保育の特色、地域の魅力などについてお話を伺った。
開園より9年目を迎える「るい保育園」
――まずは「るい保育園」の概要について教えてください。
岩下先生 「るい保育園」は社会福祉法人 祥和会(しょうわかい)が運営する保育園のひとつで、2015(平成27)年4月に開園しました。法人としては14年目を迎え、浦和美園の「みう保育園」(2010年4月開園)、吉川美南の「かほ保育園」(2012年4月開園)に次ぐ3つ目の保育園として当園が誕生しました。
定員は90名で、0歳児のお子さんを預かる「ほほえみクラス(6名)」、1歳児の「ゆめクラス(16名)」、続いて「あい」「きぼう」「ゆうき」「ひかり」(各17名)があります。
3園とも地域性の異なる場所にあるためそれぞれ特色があり、同じさいたま市内でも浦和美園の「みう保育園」はいろんな地域から移り住んで来られる方が多いのですが、「るい保育園」は北浦和に長年住んでいらっしゃる方と新しく移り住んで来た方とがそれぞれいらっしゃるような感じです。
また最寄りの「北浦和」駅から車で10分ほどの住宅地にあるため、周囲はとてもおだやかな環境で、園の雰囲気もアットホームという表現があっているかなと思います。
英語や音楽、体操、茶道などさまざまな体験を取り入れた保育
――保育の特色や内容について教えてください。
岩下先生 法人としては「心と身体の元気な子」を保育目標に掲げて、笑顔と愛情をモットーにした保育を行っています。特色としてはホームページ(https://showakai-official.jp)でも紹介していますが、ひとつはさまざまな体験を取り入れた保育を行っています。英語や音楽、体操、茶道などいろんな取り組みがありまして、それぞれ外部から講師を招いて行っています。
例えば5歳になると全員参加で和太鼓に取り組みます。開園2年目から続く特色ある取り組みのひとつで、10月の運動会ではカッコ良い衣装を身にまとって保護者の前で披露します。
また茶道も5歳からで茶道具の名前を覚えたりお手前を習ったりします。月1回の取り組みなのでできることに限りはあるんですけど、保育参観のときにお手前を披露して保護者の方にお茶を楽しんでいただいています。
子どもたちは「はじめて飲んだ抹茶は苦かった」とか「お菓子と一緒に飲むと美味しかった」などそれぞれの感想があり、体験を通して多くのことを感じていると思います。
日本の伝統的な行事を取り入れた活動もさまざま
――日本の伝統的な行事も大切にされているようですね。
岩下先生 いまお話しした体験にもつながることですが、伝統的な行事に対する意識が希薄になっていたり、ご自宅ではなかなか思うようにできなかったりするため、保育園としてはそういった行事を大切にしていきたいなと考えています。
ホームページの年間行事にもありますが、7月の七夕や8月の夏祭り、9月はお月見もありますし、10月になるとハロウィーン、12月のクリスマス、1月には鏡餅を作って、2月の節分、3月のひなまつりと一年を通してさまざまな取り組みを行っています。
つい先日は節分の会がありまして、鬼にふんした職員たちが子どもたちの前にあらわれました。子どもたちは先生が鬼の役をやっているとは知りつつも、鬼が近寄って来るのはやはり怖いもので、昨今はコンプライアンスの問題もあるため配慮すべきことはたくさんあるのですが、当園としてはなぜこういった行事をやるのかその背景も含めて子どもたちに伝えるようにしています。
鬼がやって来る日という単なるイベントごとで終わらせるのではなく、伝統的な行事に対しての認識を深めることも大切にしています。
「子育て支援センター カトレア」を併設。駐車場もあるため車での来園も可能
――地域の子どもたちや子育てファミリーとの交流はありますか?
岩下先生 当園は「子育て支援センター カトレア」を併設していまして、月・水・金曜日の9時から14時までご利用いただけます。0歳〜就学前のお子さんを連れた保護者の方が1日に10組ほどいらっしゃって、お子さんを遊ばせたりスタッフと話しをしたり。ご利用される方の中には「実家みたいにくつろげる」と言ってくださる方もいます。
当園の北側には大きな駐車場もあるため車でいらっしゃる方も利用しやすく、「北浦和」駅周辺や三室あたりからもいらっしゃっているようです。
充実した買い物施設や公園など子育てファミリーにとって便利な環境
――周辺の子育て環境の魅力について教えてください。
岩下先生 このあたりは駅から少し離れているため落ち着いた雰囲気が魅力だと思います。また「北浦和」駅や「浦和」駅まで行けば大型の商業施設やお店もたくさんありますし、周辺には大きな道路も通っているので車で買い物に出かけるのもしやすいと思います。
日々の買い物も第二産業道路沿いにある「クイズゲート浦和」や向かいにある「島忠 浦和中尾店」、その近くには「ヤオコー 浦和中尾店」や463号線沿いの「MEGAドン・キホーテ 浦和原山店」、「オーケー 浦和原山店」などなんでも揃うと思います。
また子どもを連れて遊びに行くときは車で15分ほどの距離にある「大崎公園」や“かかし公園”として親しまれている「見沼氷川公園」、「北浦和」駅の西側にある「北浦和公園」も人気だと思います。徒歩圏内にも北宿通りを越えたところに「大東南児童公園」や「大東東児童公園」といった公園があり、小さなお子さんも安心して遊ばせることができると思います。
子育てをするお母さんお父さんに寄り添える場所を目指して
――これからこの地域で子育てをしようと考えている方や入園を検討されている方にメッセージをお願いいたします。
岩下先生 説明会のときなどにいつもお伝えしているのは、子育てで不安に思っていることや保育園について聞きたいことがあればなんでも話してくださいと。
私たち保育士はお子さんたちのためにできる最善の方法を常に考えながら日々保育をしていますが、私たちだけではなくお母さんたち一人ひとりの考えも伺いながら一緒に子どもたちの成長を見守っていけるのが一番かなと思っています。
保育園という場所がお子さんを預ける場所というだけではなく、ご家庭と連携をとりつつお母さんやお父さんに寄り添えるところになれば良いなと思っています。
――説明会などで訪れる際に注目すべき点はございますか?
岩下先生 今後、説明会などで当園にいらっしゃる際はぜひ部屋のつくりにも注目してみてください。一般的な保育園では年齢ごとに部屋が分かれていますが、当園では壁や仕切りのないひとつの大きな部屋で異年齢の子どもたちを一緒に保育しています。
1階には0・1・2歳児、2階では3〜5歳児が一緒に活動しています。子どもたちにとっては次の年齢になると自分はどんな活動をするのかより具体的に見えるようになり、クラスが上がるのを自然と楽しみにするそうです。
他にもガラス越しに見えるようになっている給食室や、玄関の近くには水槽もありますのでぜひご覧になってください。
るい保育園
園長 岩下先生
所在地:埼玉県さいたま市緑区道祖土3-13-3
電話番号:048-767-3839
URL:https://showakai-official.jp/rui/
※この情報は2024(令和6)年2月時点のものです。