八潮市の開発計画

つくばエクスプレスで便利になった八潮市は人口増加が続き、賃貸物件の需要も旺盛

八潮市は埼玉県の東南端に位置し、東京都心から約15kmという距離にある。2005(平成17)年のつくばエクスプレス開通により「八潮」駅から「秋葉原」駅まで17分でダイレクトアクセスできるようになり、交通アクセスの利便性が向上したことから「八潮」駅周辺では区画整理事業が進められ、より便利で快適なベッドタウンへ進化した。関東平野のほぼ中央に広がる中川低地上にあり、おおむねフラットな地形に恵まれていることも魅力になる。

つくばエクスプレス「八潮」駅
つくばエクスプレス「八潮」駅

今後も人口増加が続くと予測される八潮市

八潮市では2009(平成21)年度に2024(平成36)年までの市の展望を計画した都市計画マスタープランを策定。さらに2016(平成28)年には2025(平成37)年度までの10年間を計画期間とする「第5次八潮市総合計画」を策定し、「住みやすさナンバー1のまち 八潮」を将来都市像に設定した。また、八潮市人口ビジョンでは2025(平成37)年度の将来目標人口を10万人とし、区画整理事業などが都市インフラ整備を進めている。

総人口の推計 ※出典:八潮市人口ビジョン(平成28年3月)
総人口の推計 ※出典:八潮市人口ビジョン(平成28年3月)

八潮市の人口は1995(平成7)年以降しばらく横ばいで推移していたものの、つくばエクスプレス開業後上昇傾向に転じ、とくにつくばエクスプレスが開通した2005(平成17)年以降2008(平成20)年度にかけては転入数が大幅に増加。2010(平成22)年以降は転出数も増えたものの、現在も転入超過の状況が続いている。

出生・死亡数、転入・転出数の推移 ※出典:八潮市人口ビジョン(平成28年3月)
出生・死亡数、転入・転出数の推移 ※出典:八潮市人口ビジョン(平成28年3月)

八潮市に転入する世代は20~40代を中心に幅広い年代に広がっており、2025(平成37)年まで引き続き人口増加が続くと予測されている。

賃貸需要が根強い八潮市

このようにベッドタウンとして人気を集める八潮市では空き家率も低い。2013(平成25)年時点の空き家率は8.7%と埼玉県内でも有数の低水準を維持している。

八潮市空き家数・空き家率の推移 ※出典:八潮市まちの景観と空家等対策計画(平成28年2月)
八潮市空き家数・空き家率の推移 ※出典:八潮市まちの景観と空家等対策計画(平成28年2月)

また、八潮市では過去の行政への苦情件数が少なく、防災や防犯、衛生、景観の視点から問題となる管理不全空き家も少ないと考えられる。

土地区画整理事業で良質の住宅地が整備中

賃貸需要が根強い八潮市では、現在も八潮南部東地区や大瀬古新田地区などで土地区画整理事業により、良質の住宅地整備が続けられている。

八潮南部東地区はつくばエクスプレス「八潮」駅の北東、つくばエクスプレスの線路の両側に広がる約88.1ヘクタールを施行面積とし、1997(平成9)年に事業が認可され、2024(平成36)年度の事業完了を目指して各種整備が続けられている。八潮南部東地区には「八潮」駅から徒歩約11分と賃貸物件検索では最も重要の高い距離にあり、賃貸物件の立地に適していると考えられる。

大瀬古新田地区はつくばエクスプレス「八潮」駅の南東、中川を潮止橋で渡った場所に位置する約52.3ヘクタールを施行面積とする。1989(平成元)年に事業が認可され、事業完了は2021(平成33)年度を予定している。こちらも「八潮」駅から徒歩約10分と賃貸需要の高い距離にある。

潮止地域方針図 ※出典:八潮市都市計画マスタープラン(平成21年4月)
潮止地域方針図 ※出典:八潮市都市計画マスタープラン(平成21年4月)

東京都心にアクセスしやすく、土地区画整理事業で都市インフラ整備が続く八潮市八潮南部東地区、大古瀬新田地区は賃貸物件の立地に適した街といえるだろう。