スペシャルインタビュー

「広い土地を買ってゆとりのあるライフスタイルを楽しみたい!」子育てファミリーに人気のTX八潮エリアの魅力

つくばエクスプレス(以下、TX)の開通に伴い、都心部へのアクセスにも良好な住みやすい街として注目を集めている埼玉県東南部の八潮(やしお)市。2005(平成17)年のTX開業から12年でおよそ12,000人もの人口が増加し、駅周辺の整備された街並みには若い子育てファミリーの姿も多く見られます。今回は八潮市のまちづくりを推進する都市デザイン部区画整理課を訪れ、子育てファミリーにこそおすすめの生活環境に恵まれた2つの分譲地「TX八潮駅東(八潮南部東)」地区と「大瀬古新田(おおぜこしんでん)」地区についてお話を伺いました。

TXの開通に伴い人口12,000人増を記録した八潮市

お話いただいた都市デザイン部 部長 中村さんと区画整理課 主幹 浅古さん
お話いただいた都市デザイン部 部長 中村さんと区画整理課 主幹 浅古さん

――まず八潮市の概要について簡単に教えてください。

埼玉県東南部に位置する八潮市は、2017(平成29)年に市制45年目を迎えた人口およそ88,000人(2017(平成29)年7月1日現在)の市です。中川と綾瀬川に囲まれた潤い豊かな土地は、農業にも適した環境で、かつては江戸の穀倉地帯でした。

昭和30年代になると東京からの工場の誘致が進み、農業から工業へと産業の構造が大きく変わりました。現在でも県内で3番目の事業所数をかぞえ、全国的にも知られるおもしろ消しゴムの工場や、世界的な化粧品メーカーが採用するビューラーを作る工場、ネットショップ大賞で1位を受賞したポテトチップの会社などさまざまな工場が集積しています。

おもしろ消しゴムを作っている「株式会社イワコー」
おもしろ消しゴムを作っている「株式会社イワコー」

八潮市に大きな変化をもたらしたのは2005(平成17)年のTXの開通で、「八潮」駅の開業から12年を迎えますが、これまでに人口が12,000人増加しました。八潮市だけではなくTX沿線の自治体でも駅周辺の大規模な土地区画整理事業と住宅の供給、住環境の整備が相乗効果をもたらしTX沿線全体の人気も高まってきているようです。

市内に鉄道駅が無かった八潮市にとっては、TXの開通は新しいまちづくりを推進する大きなきっかけとなり、「八潮」駅周辺の中央地区の整備は2014(平成26)年度に完了しましたが、今も市内各エリアで土地区画整理事業が継続して行われています。

すでに完了したエリアも含めると、市街化調整区域の約55%が土地区画整理事業の対象となっていて、新しいまちへと生まれ変わる気運に満ちています。

整備が続いている街並み
整備が続いている街並み

市街化区域の約55%に及ぶ土地区画整理事業

――土地区画整理事業の対象エリアについて詳しく教えてください。

おおまかに説明すると駅周辺をUR都市機構が主体となり、事業を完了させています。また、西側は埼玉県、東側を八潮市が主体となって整備を進めており、3つの地区を合わせると約260haに及ぶ面積となります。(UR対象地区は換地処分済み)

八潮市都市計画図
八潮市都市計画図

市役所の東側に位置する「鶴ケ曽根・二丁目」、北側の「稲荷伊草第二」、西側は「西袋上馬場」、「八潮」駅の南に位置する葛飾区との都県境にある「大瀬古新田」など、市街化区域の約55%もの規模(完了地区も含む)で土地区画整理事業を行っている自治体は全国的にも少ないのではないかと思います。

今回ご紹介する2つの地区は、それぞれ土地区画整理事業の経緯や地域の特性なども異なるので順番にご説明します。

50坪以上のゆとりある宅地を提供する「TX八潮駅東(八潮南部東)」地区

――「TX八潮駅東(八潮南部東)」地区の特徴を教えてください。

分譲地と聞くと、TX沿線の他の地域と同じように田んぼや畑など人家や工場が無かったところを面として整備をすすめ、小さな街を作るようなイメージで一から土地区画整理事業を行うのが一般的かと思います。

一方、八潮市の分譲地は、土地区画整理事業を進めるなかで事業を推進するための財源確保を目的として地主さんに分けていただいた土地を宅地として販売するものです。ホームページの販売区画をご覧いただくとお気づきになるかと思いますが、場所も点在していて土地の広さもまちまちとなっています。

「TX八潮駅東(八潮南部東)」の販売区画(HPより転載)
「TX八潮駅東(八潮南部東)」の販売区画(HPより転載)

都市計画を進めるうえでエリアごとにそれぞれ地区計画を設けているのですが、「八潮」駅の東側に位置する「TX八潮駅東(八潮南部東)」地区は、“ゆとりある街づくり”を第一にしています。

現地を歩いていただくとすでに新しい家が何棟も建っていますが、最低でも50坪未満にしてはならないという面積の規定を設けているため、いずれも敷地面積が広くゆったりとした大きい家が建てられています。

足立区や葛飾区など都内にお住まいの方からも問い合わせや申込みが多く、手頃な価格で広い土地を手に入れられるお得感と、ご両親がいる実家との行き来ができる距離感も子育てするうえでの安心につながっているようです。

地域のつながりが安心感をもたらしてくれる「大瀬古新田」地区

――「大瀬古新田」地区の特徴も教えてください。

一方、「大瀬古新田」地区は、古くからの農家が多く農地も多い住宅地で“再整備”という位置づけで道路をまっすぐにしたり、広くしたりして既成市街地の土地区画整理事業を行っています。

市街化調整区域であった区域に新たに道路を通して街並みを整備する「TX八潮駅東(八潮南部東)」地区のような新市街地の土地区画整理事業とは異なり、駅から離れた閑静な住宅地ならではの良好な住環境が特徴です。

この地区には古くから住み続けている方も多く、町会の活動や地域のつながりがしっかりしたところで生活する安心感が得られると思います。

平成29年度に策定された八潮市の魅力を発信する「八潮市シティセールスプラン」

――八潮市の魅力についてお聞かせください。

八潮市はもともと八條(はちじょう)、潮止(しおどめ)、八幡(やわた)の3つの村が合併してひとつの市になったのですが、市内に鉄道駅がなかったこともあり、南部は「金町」「亀有」駅方面を利用して、市役所周辺は「草加」駅、南西部はバスで「綾瀬」駅へ出るなど、地域によって生活のスタイルはさまざまでした。

これまでは、「八潮市と言えば…○○!」と市民も私たち行政の職員も共通して伝えられるメッセージの発信力が弱かったというのが実際のところですが、TXの開通によって「八潮」駅の利用者も増え、これまで分散していた人の流れも変わってきているのではないかと感じています。

商業施設が増えた「八潮」駅前
商業施設が増えた「八潮」駅前

2017(平成29)年4月に市内外へ八潮市の魅力をPRする「八潮市シティセールスプラン」が策定されましたが、今まさにその取り組みがはじまったところで、これから八潮市の魅力を発信していきます。

まちづくりに関わる視点から八潮市の魅力を挙げると、「八潮」駅の南口に1.4haの「やしお駅前公園」があります。2015(平成27)年4月に開園したのですが、TXの開通を記念して今年で12回目を迎える「八潮夜市(よいち)」の会場にもなっています。

今年は『八潮の夏だ! 夜市だ! 盆踊り大会だ! 2017』と題して、7月28日(金)(※29日(土)は雨天により開催中止)に開催されたのですが、夕方から夜にかけて行われるお祭りには小さなお子さんを連れた子育てファミリーも多く、八潮市の今を感じられる特色のあるイベントだと思います。

地場産の枝豆をPRする「やしお枝豆感謝祭」も同時開催され、地元商店による出店ブースとともに大いに賑わいました。

「八潮夜市」の会場となる「やしお駅前公園」付近
「八潮夜市」の会場となる「やしお駅前公園」付近

中川、綾瀬川、大場川、垳川が市域を流れる水に恵まれた八潮市

――その他にもおすすめのスポットはありますか?

地理的な特性を見てみると、東を中川、西を綾瀬川、南を大場川(おおばがわ)と垳川(がけがわ)に囲まれた、水に恵まれた地域であることが分かります。

1997(平成9)年にオープンした「中川やしおフラワーパーク」は、あたらしい観光スポットで、首都高速が走る共和橋の下流9.7haに民間のマリーナと「中川やしおフラワーパーク」、「水辺の楽校(みずべのがっこう)」が新たに誕生しました。

毎年3月には花桃の開花と合わせて「花桃まつり」も開催され、TXを利用して訪れる観光客も年々増えているようです。

のどかで気持ちのいい景色の「中川やしおフラワーパーク」
のどかで気持ちのいい景色の「中川やしおフラワーパーク」

また「水辺の楽校」には、水辺に棲む生き物の観察ができる環境が整えられているほか、釣りやカヌー体験など水に恵まれた八潮市ならではの楽しみ方を提案しています。

さらに2年後には、サッカー場とソフトボール場もその下流に整備される予定で、ひとつの大きな観光スポットになることを期待しています。

中川
中川

――最後に、八潮市で子育てを検討している方へメッセージをお願いします。

2016(平成28)年度から2025(平成37)年度までの10年間を計画期間とする「第5次八潮市総合計画」では、「共生・共働」「安全・安心」をまちづくりの基本理念として、考え方を示しています。

「住みやすさナンバー1のまち 八潮」を将来都市像として、市民一人ひとりが「八潮市に住むこと、住み続けることを誇りに思えるまち」になるよう、土地区画整理事業を担当する都市デザイン部としても、都市基盤の整備を推進することで快適で暮らしやすいまちをデザインしていきたいと思います。

八潮市の都市計画関係資料
八潮市の都市計画関係資料

八潮市には全国的に知られている観光名所はありませんし、シティセールスの取り組みもはじまったばかりなので、「八潮ってどんなところだろう?」とまずは関心を持って知っていただくことが大切だと感じています。

「八潮」駅ができたことでそれまでバラバラだった地域の想いが、いまようやくひとつになろうとしている時期で、これから八潮市にお住まいになる方には、一緒になってまちづくりを盛り上げていただきたいと思っています。

「八潮」駅前
「八潮」駅前

行政の役割としては、将来目標人口10万人を掲げて土地区画整理事業を進めて行くのはもちろん、八潮市の魅力を市内外にPRすることで、沿線からの観光客も含めた新しい人にも来ていただけるようなまちづくりを進めて参ります。

7月の「八潮夜市」をはじめ、地場産の枝豆をPRする5・6月の2回開催の「やしお枝豆まつり」、八潮在住の市民団体による「ゆるぽかマルシェ」など、八潮市のあたらしい取り組みに注目してください。

中村さん、浅古さん
中村さん、浅古さん

八潮市 都市デザイン部

部長 中村 史朗 さん
区画整理課 主幹 浅古 哲男 さん
所在地 :埼玉県八潮市中央1-2-1
電話番号:048-996-2111(代表)
※この情報は2017(平成29)年7月時点のものです。