歴史と緑に彩られ、閑静な佇まいの行田市内でも、東京都心直結のアクセスに恵まれた「行田」駅周辺エリア

「埼玉古墳群」と「忍城」と古代蓮の街、行田市

行田市は「忍城」の城下町として発展
行田市は「忍城」の城下町として発展

行田市は埼玉県北部、利根川と荒川の間に位置する。市内には国道17号熊谷バイパスや国道125号といった幹線道路、JR高崎線と秩父鉄道線と2本の鉄道が通り、交通アクセスの利便性が魅力だ。

市内には「埼玉(さきたま)古墳群」で知られる埼玉という地名がある。これは風土記にも登場する由緒ある地名で、埼玉県の県名の由来にもなった。「埼玉古墳群」は国宝に指定されている「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」が出土した「稲荷山古墳」や日本最大級の円墳「丸墓山古墳」などからなり、現在は「さきたま古墳公園」として整備されている。

忍城」は室町時代築城と伝えられ、石田三成の水攻めでも落城しなかったことから、浮き城と呼ばれるようになった。江戸時代には忍藩の拠点となり、城下町が発展する。江戸時代末になると城下町で足袋の生産が盛んになり、行田足袋として特産品になった。今も足袋を保管していた「足袋蔵」が残り、最盛期の繁栄を感じられる。

1973(昭和48)年に市内で開花したハスを調査したところ、1,400~3,000年前のものと推定された。そこで、行田市ではこのハスを移植し、公園「古代蓮の里」を整備した。ここには高さ50mの展望台もあり、夏には咲き誇るハスや田んぼアートを見られる。

JR高崎線が利用でき、ショッピングモールも近い行田駅エリア

JR高崎線「行田」駅
JR高崎線「行田」駅

JR高崎線「行田」駅周辺の行田駅エリアは行田市の南部、荒川沿いに位置する。区画整理により整った街並みが整備され、「棚田中央公園」など公園も多い。荒川沿いには旧中山道が通り、「久下一里塚」など歴史の面影も残る。

エリア内にはJR高崎線のほか、国道17号、国道17号熊谷バイパスが通過し、電車だけでなく自動車も使いやすい。JR高崎線に乗れば「大宮」駅や「東京」駅にダイレクトアクセスできる。上越・北陸新幹線が停車する「熊谷」駅にも1駅と近い。

近隣には「生鮮市場TOP 行田店」や「ヤオコー 行田門井店」といったスーパーマーケットも充実する。スーパーマーケット「ヤオコー 鴻巣吹上店」などが入るショッピングモール「ウニクス鴻巣」も身近で、買い物も便利だ。

行田市の南の玄関口として発展が続く

再整備が完成した「行田」駅の駅前広場
再整備が完成した「行田」駅の駅前広場

2024(令和6)年11月に一部が改訂された『行田市都市計画マスタープラン』では行田駅エリア周辺を都市拠点とし、交通結節機能の充実や市内各地への公共交通ネットワークの強化、行田市の南の玄関口にふさわしい街づくりを進めるとしている。

この一環として行われた「行田」駅の駅前広場再整備はすでに完成した。さらに緑化の推進、公園・緑地のリニューアル、市内各地へのアクセスを担う地域公共交通の強化を行う予定だ。これにより、行田駅エリアはさらに暮らしやすくなると期待できる。

市民からも暮らしやすさが評判の行田市

行田市民意識調査内、'住み続けたい’と回答した人の割合
行田市民意識調査内、'住み続けたい’と回答した人の割合

行田市の快適な住み心地は市民にも認識されている。2019(令和元)年に行われた『行田市民意識調査』では「今後も行田市に住み続けたいとお考えですか」という質問に、「一生住み続けたい」または「ある程度住み続けたい」と答えた市民は77.4%であった。

行田市民意識調査内、行田市が住みよいと回答した人の理由
行田市民意識調査内、行田市が住みよいと回答した人の理由

また、住み心地を尋ねた質問では、「住みよい」または「どちらかといえば住みよい」という回答は47.1%、「ふつう」という回答が36.2%であった。その理由は「住み慣れている」に次いで「自然環境がよい」「公害が少ない」「買い物の便がよい」という回答が多かった。

 

この結果から、行田市民は自然と利便性が両立した住環境に満足しており、定住したいと考えていることが伺える。

「3歳未満児保育料無償化」を全国に先駆けて開始した行田市

暮らしやすい行田市は移住先としても注目されている。行田市でも「行田市移住・定住プロジェクト」を行うなど移住支援に取り組んでいる。例えば、移住サイト『住まいる行田暮らし』を開設し、行田市の魅力PRに努めている。

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子育てファミリーが暮らしやすい街を目指し、子育て支援も充実させている。2024(令和6)年4月からは独自に所得制限のない「3歳未満児保育料無償化」を開始した。さらに「こども誰でも通園制度」を試行しており、保育施設を利用していない6ヶ月から2歳までの子どもを対象に、保護者の就労状況に関わらず月10時間まで保育施設を利用できるようになった。

緑と歴史が豊かで閑静な佇まいに恵まれ、子育てしやすい行田市内でも、行田駅エリアは東京都心方面への交通アクセスや買い物環境がよく、高い生活利便が魅力の街だ。

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