東京都心へのアクセスや買い物が便利で、「見沼代用水」の潤いも身近な街、川口在家町エリア
「鋳物の街」「植木の街」ふたつの顔を持つ川口市
川口市は埼玉県の南端に位置し、荒川を隔てて東京都に接している。市域のほとんどは東京都心から10~20km圏内にあり、埼玉県内でも東京都心へのアクセス時間が短い。2011(平成23)年には鳩ケ谷市と合併し、面積は約62平方キロメートルとなった。2018(平成30)年に中核市へ移行するなど、埼玉県南部の主要都市として発展を続けている。
現在の川口市南部では江戸時代から鋳物産業が栄え、明治末期には約150軒の鋳物工場が集まるようになった。一方、今の川口市北部にあたる安行周辺では植木栽培が盛んになり、江戸へ多くの植木を供給していたという。現在も川口市は「鋳物の街」「植木の街」という伝統を受け継いでいる。
川口市北部の道路交通の要衝に位置する在家町エリア
川口市の北部に広がる在家町エリアは、JR武蔵野線「東浦和」駅徒歩圏内という好立地が魅力だ。エリア付近には東北自動車道、外環自動車道、首都高速川口線が交わる川口JCTがあるなど、道路交通の要衝としての役割を果たしている。植木栽培で知られる安行エリアにも近く、自然が身近で閑静な住環境を併せ持つのも魅力だ。
「東浦和」駅からJR武蔵野線の上り電車に乗れば1駅目の「南浦和」駅ではJR京浜東北線に接続。2駅目の「武蔵浦和」駅ではJR埼京線に、下り電車で1駅目の「東川口」駅では東京メトロ南北線などに直通する埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線に乗り換えできるなど、東京都心方面へのアクセスもよい。
在家町からほど近い「宮下橋」停留所からは「東浦和」駅のほか、「蕨」駅や「西川口」駅へ向かうバスもある。JR京浜東北線乗車の際は、バスの利用も便利だろう。
「東浦和」駅周辺には「イオンフードスタイル 東浦和店」や「マックスバリュエクスプレス大牧店」などスーパーマーケットがそろう。エリア周辺の南浦和越谷線や第二産業道路など幹線道路沿いにもスーパーマーケット「ヨークマート 柳崎店」や鮮魚店「角上魚類 川口店」などが並び、買い物環境に恵まれている。
さらに2026(令和8)年春には、「東浦和」駅北口付近に「イオンタウン東浦和」もオープンする予定だ。4階建ての建物に約20店舗が入り、近隣の買い物環境がより便利になると期待されている。
「埼玉協同病院」や「川口市立医療センター」といった総合病院が身近なことも安心だ。近隣には「大間木公園」や「見沼通船堀公園」など大規模公園が広がり、自然にも親しめる。
水辺の環境づくりや都市計画道路整備を推進
2017(平成29)年に策定された『川口市都市計画基本方針』では在家町エリアを含む芝地域で、適切な土地利用への誘導、交通体系整備、水辺の環境づくりなどを進めるとしている。とくに在家町エリア周辺では見沼代用水や六ヶ村用水などを水のネットワークとして、自然に配慮した環境整備を行う。
また、都市計画道路の拡幅・整備や安全な自転車・歩行者空間の整備も行われることになっている。これにより、在家町エリアは今後も自然に恵まれた暮らしやすい街が維持されると期待できる。
さらに使いやすくなった川口市の子ども医療費助成
川口市は子育て支援にも力を入れている。例えば、「地域子育て支援事業」として、「つどいの広場」「おやこの遊びひろば」「児童センター」などの施設を市内各地に設置。子どもの遊び場や保護者の交流の場を提供しているほか、子育て相談にも応じている。在家町エリアからは「芝北公民館」で行われている「おやこの遊びひろば」が使いやすい。
また、2024(令和6)年10月から子ども医療費助成の対象が18歳の年度末まで延長され、小学生以上の支給制限も撤廃。これにより、18歳の年度末まで、子ども医療費の自己負担分が助成されるようになった。埼玉県内の医療機関であれば、窓口での支払いが不要なのもうれしいポイントだ。
8割以上の市民が定住意向を持つ
川口市は市民からの評価も高い。『令和6年度 総合計画のための市民意識調査結果報告書』によると、今後の川口市への定住意向について尋ねた質問に対し、「住み続けたい」という回答は81.1%に上った。また、川口市に転入してきた人に対し、居住先として川口市を選んだ理由を質問したところ、回答は「都心に近い」「交通の便がよい」「住宅の価格・家賃が適していた」の順に多かった。
この結果から、川口市は東京都心への近さや交通アクセスの利便性に恵まれながら、比較的地価が安いことが評価され、定住意向につながっていると考えられる。
多くの魅力がある川口市でも生活利便と住環境が両立する在家町エリア。ここはファミリーの住まいの場としても注目を集める街だ。
東京都心へのアクセスや買い物が便利で、「見沼代用水」の潤いも身近な街、川口在家町エリア
所在地:埼玉県川口市