絢爛豪華な山車が小江戸川越を彩る

2023年10月14日(土)・15日(日)川越まつり

■2022年度の取材レポートは ⇒ こちら!

蔵造りの街並みで知られ、通年で多くの観光客が訪れる川越。そんな小江戸川越が一年で最も賑わう秋の風物詩「川越まつり」が、2022年度に続き今年も開催される。祭りの2日間は、中心市街地は車両通行止めとなり(両日10:00~22:00)、お囃子の音色に包まれながら町内のあちこちで巡行する迫力満点の山車を間近に見ることができる。

蔵造りの街並みに山車が曳行される様子は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう
蔵造りの街並みに山車が曳行される様子は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう

1日目の夕方には、各所で山車に提灯が灯り、居囃子を披露する宵山(よいやま)があり、山車やお囃子をじっくり見て楽しむことができる。同日18:20~18:40頃には、「仲町交差点」にて「鳶のはしご乗り」が行われ、蔵造りの町並みを舞台に鳶職人の妙技が披露される。また一度に多くの山車を見るなら、市役所前での山車巡行(15日13:30~15:30頃)に合わせて訪れるのがおすすめだ。専用スマホアプリ「川越まつりナビ」では、開催期間中、それぞれの山車のリアルタイムな位置情報をはじめ、トイレや休憩場、臨時駐車場の空満情報などの会場案内、さらに混雑状況のヒートマップ表示などを確認することができるので、ぜひ便利に活用しながら3年ぶりの「川越まつり」を楽しみたい。

巡行する山車が向かい合い、お囃子と踊りの競演を行う曳っかわせ(ひっかわせ)
巡行する山車が向かい合い、お囃子と踊りの競演を行う曳っかわせ(ひっかわせ)

■川越まつりとは?

毎年10月に氷川神社で執り行われる「例大祭」を根源として、10月の第3日曜日とその前日に開催される「川越まつり」。1648(慶安元)年、当時の川越藩主、松平伊豆守信綱が氷川神社に神輿・獅子頭・太鼓等を寄進し、祭礼を奨励したことが始まりといわれている。

江戸の天下祭の影響を強く受けて発展し、精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の町中を曳行される様子は、大迫力という言葉がよく似合う。向かい合う数台の山車が、囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)で競演し、まつり人たちが高々とあげる提灯が舞う夜に祭りは最高潮を迎える。「川越氷川祭の山車行事」として2005(平成17)年に国指定重要無形民俗文化財として指定され、2016(平成28)年にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」にも登録されている。

巡行する山車と「時の鐘」
巡行する山車と「時の鐘」

2023年10月14日(土)・15日(日)川越まつり
所在地:埼玉県川越市 
https://www.kawagoematsuri.jp/

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