都心から30km圏内。昭和期からの開発で暮らしやすい街へ進化した「ふじみ野市」

2005年誕生の「ふじみ野市」

ココネ上福岡
ココネ上福岡

ふじみ野市は2005(平成17)年に上福岡市と大井町が合併して誕生した市であり、都心から30キロ圏内に位置する。東は富士見市、西は川越市、南は三芳町、北は川越市に隣接、地形的には武蔵野台地の北部に立地し、関東ローム層の地質でほぼ平坦となっている。市内を南北に流れる新河岸川は、江戸時代から昭和初期にかけて、江戸との間を結んで栄えた舟運の水路である。

エリア周辺はもともと農村地帯であったが、昭和30年代から宅地化が進み、昭和50年代には都市基盤整備が行われた。1993(平成5)年には急行停車駅である「ふじみ野」駅が開業し人口が増加、2005(平成17)年にふじみ野市が誕生した。なお、「ふじみ野」駅は、ふじみ野市の隣の富士見市の住所となっている。

また、「上福岡」駅西口では市街地再開発事業が行われ、ショッピング施設や高層住宅が誕生、ふじみ野市の玄関口にふさわしい街並みとなっている。ふじみ野市は、自然が豊かでありながら、交通の利便性を活かし、商品流通業や農業が盛んな都市となっている。

直通運転も利用し各所への移動が便利な東武東上線

東武東上線
東武東上線

ふじみ野市内の鉄道駅は、東武東上線「上福岡」駅だ。準急も停車し、利用できる電車の本数が多い。東武東上線に乗れば、「池袋」駅までダイレクトアクセスできる。東武東上線は東京メトロ有楽町線、東京メトロ副都心線、東急東横線、東急新横浜線、相鉄いずみ野線などにも直通運転が行われており、「永田町」駅、「有楽町」駅、「新宿三丁目」駅、「横浜」駅、「新横浜」駅など広いエリアにダイレクトアクセス可能だ。

道路交通面では、市の中心部に国道254号川越街道が通るほか、市の北部には国道254号富士見川越バイパスが、市の西側には関越自動車道が通っている。また、関越自動車道「三芳スマート」ICにも近い立地だ。「三芳スマート」ICは新潟方面への入口、新潟方面からの出口のみの運用であったが、2024(令和6)年3月より東京方面への入口、東京方面からの出口を増設するフルIC化となりさらに利便性が増した。

2030年までの将来構想で、さらに暮らしやすい環境へ

ふじみ野市役所
ふじみ野市役所

ふじみ野市では「ふじみ野市将来構想 from 2018 to 2030」を策定し、将来構想をまとめている。ここでは、まちづくりの理念「安全と安心」、「地域力」、「環境」を大切にした市政運営を進めるとしている。さらに、目指す将来像の実現に向けた取り組みを、コミュニティ、子育て、スポーツ等の9つ分野に大別し、計画を推進している。

重点プロジェクトのひとつである「子育てするならふじみ野市プロジェクト」では、地域ぐるみで出産や育児にかかる家庭の負担を軽減し、切れ目のない継続した子育て支援を推進することで、子どもを安心して産み育てられる環境づくりを狙いとするものだ。子育てコンシェルジュ事業による相談体制、放課後児童クラブにおける待機児童ゼロ継続、保育所の待機児童対策の推進など、子育て世代が安心して暮らせる取り組みがなされている。

広範囲に「第一種低層住居専用地域」が広がる

 

ふじみ野市苗間周辺の街並み
ふじみ野市苗間周辺の街並み

ふじみ野市の市街化区域の用途地域は、低層住宅のみが建築できる静かな住環境である「第一種低層住居専用地域」が広く指定されている。商業施設が立地する「上福岡」駅東口や、大井・苗間土地区画整理区域内には「商業地域」があり、「上福岡」駅西口や多くの幹線道路沿いには「近隣商業地域」が、市の東西の縁辺部には「準工業地域」や「工業地域」が指定されている。その他にも、「第二種低層住居専用地域」や「第一種・第二種中高層住居専用地域」、「第一種・第二種住居地域」が指定されている。

また、ふじみ野市では、都市計画マスタープランにおいて、「東部地域」(市の北東部)、「上福岡駅周辺地域」(中央北側)「ふじみ野駅周辺地域」(中央南側)、「西部地域」(中央西側~南西部)の4つの地域分けを行い、地域別のまちづくりの方針を示している。

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都心から30km圏内。昭和期からの開発で暮らしやすい街へ進化した「ふじみ野市」
所在地:埼玉県ふじみ野市 

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