2022年秋、3年ぶりに開催された「川越まつり」に行ってきました!

「蔵造りの街並み」や「時の鐘」など、古き良き日本の情緒が残る小江戸・川越。人気の観光地として日々にぎわいを見せていますが、一番の盛り上がりを見せるのが「川越まつり」です。毎年10月の第3土曜日と日曜日に行われ、関東三大祭りのひとつとして知られるだけでなく、国の重要無形民俗文化財やユネスコ無形文化遺産にも登録。神輿が巡行する「神幸祭」や、絢爛豪華な山車の「曳っかわせ」など見所がいっぱいです。2022(令和4)年、3年ぶりの開催となった「川越まつり」を訪れてみた様子をレポートします!

「蔵造りの街並み」と絢爛豪華な山車
「蔵造りの街並み」と絢爛豪華な山車

当日は約2.5kmに渡り歩行者天国に

雨の心配もされましたが、曇り空となった初日、10月15日土曜日。現地に10時ごろ到着すると、北は「川越氷川神社」、南は「川越」駅まで約2.5kmにも渡って歩行者天国になっており、早くも多くの人々が行き交いにぎわっています。
「蔵造りの街並み」や「時の鐘」といった川越を代表するスポットなど、街のいたるところに紅白幕が張られ、お祭り気分が盛り上がってきます。

軒を連ねる店先では外売りも

小江戸と称される蔵造りの街並み
小江戸と称される蔵造りの街並み

川越市指定有形文化財

3層構造の塔である「時の鐘」
3層構造の塔である「時の鐘」


お祭り限定メニューを外売りするお店も

軒を連ねる店先では、様々な外売りが行われています。お祭りバージョンの饅頭やどら焼きを販売しているのは、明治創業のお茶屋「松津園茶舗」。秘伝の味噌だれ焼きとんが自慢の「エース大松」では、行列ができています。
他にも鮎の串焼きやメガヤキソバなど、お祭り限定のメニューを出しているお店が数多くあります。もちろん飲み物系も充実していますが、お酒好きの方なら川越で誕生した「コエドビール」で決まりでしょう。

明治創業のお茶屋「松津園茶舗」
明治創業のお茶屋「松津園茶舗」

お供は「コエドビール」で♪

店先に並ぶ鮎の塩焼き
店先に並ぶ鮎の塩焼き


祭りの楽しみの一つといえば屋台

「蓮馨寺」や「本川越」駅前などには屋台村も出ており、焼きそばやりんご飴など定番のメニューが並んでいます。特に「丸広百貨店 川越店」の駐車場の屋台村は大規模なもので、約150もの屋台が並んで大盛況です。
お祭りといえば子どもがキャラクターのお面を被る姿が可愛いですが、川越まつりでは狐面をつける子どもを多く見かけ、その色も白や赤、青など様々です。

約150もの屋台がズラリ!

「丸広百貨店 川越店」駐車場の屋台村
「丸広百貨店 川越店」駐車場の屋台村

狐面をつける犬
狐面をつける犬


10年ぶりに全29台の山車が勢揃い

お昼ごろには青空が広がる秋晴れとなり、絶好のお祭り日和となりました。徐々に山車の数が増え始め、蔵造りの街並みを背景に曳き回される様子は迫力があります。今年は川越市市制施行100周年を記念して、10年ぶりに全29台の山車が勢揃い。約370年の歴史を誇る祭りとあって、山車の中には江戸末期や大正時代以前に作られたものも現存しています。
各町の御神体である人形が飾り付けられた山車の上部は、迫りあげ式のエレベーター構造になっており、その高さはなんと最大8m以上!山車同士が囃子と踊りを競う合う「曳っかわせ」は、まさに必見です。

高さ8m以上の山車も!

曳き回される山車の様子
曳き回される山車の様子

囃子と踊りを競い合います

山車同士の「曳っかわせ」
山車同士の「曳っかわせ」


「川越まつり」のルーツである「神幸祭」

川越まつりは「川越氷川神社」の例大祭に合わせて行われており、13時には同神社の神輿が町を巡行する「神幸祭」が始まりました。実はこの神輿行列に各町内の屋台や山車が供奉したことが、現在の川越まつりのルーツと言われています。
神輿は鳥居を出発すると、各町の山車も付き添いながら進んでいきます。この行事も市制施行100周年を記念してルートが延長されており、蔵造りの街並みや「川越市役所」前などを、約2時間30分かけて巡行しました。

例大祭が行われている「川越氷川神社」
例大祭が行われている「川越氷川神社」

「川越まつり」のルーツ

「神幸祭」の神輿
「神幸祭」の神輿


「宵山」や「鳶のはしご乗り」が大盛況

あたりが暗くなった18時からは、提灯が灯された山車が各所に配置される「宵山」が始まります。山車では居囃子も披露され、とても幻想的な光景です。前述の「曳っかわせ」も夜に見ると、格別の趣があります。「埼玉りそな銀行 川越支店 蔵の街出張所」前では、「鳶のはしご乗り」も行われてこちらも大盛況。はしごの上で鳶がポーズをとるたび、大きな拍手が起こっていました。

提灯の灯りが灯る絢爛豪華な山車
提灯の灯りが灯る絢爛豪華な山車

熱気あふれるお囃子と踊り手の舞
熱気あふれるお囃子と踊り手の舞


16日には「川越市役所」前で「山車巡行」

翌日16日も天候に恵まれ、13時30分からの「山車巡行」では、「川越市役所」前に山車が勢揃いしました。1ヵ所で多くの山車が集まる光景は、まさに圧巻。両日天気にも恵まれて、大盛況のうちに幕を閉じました。
ちなみに開催中は「川越まつりナビ」(https://www.kawagoematsuri.jp/navi/)というアプリで、山車の現在位置やその歴史が一目瞭然。進化しつつも古き良き伝統を伝える、素晴らしい祭りとなっていました!
開催期間以外にも「川越まつり会館」で、本物の山車が展示されているので、ぜひ足を運んでみてください!

本物の山車を展示する「川越まつり会館」
本物の山車を展示する「川越まつり会館」

「川越まつりナビ」で
山車の現在地がわかる!

時代に合わせて進化・伝統継承する「川越まつり」
時代に合わせて進化・伝統継承する「川越まつり」


発見ポイント!

屋台グルメも満喫できる
屋台グルメも満喫できる

  • (1)軒先や屋台村では様々なグルメが楽しめ、祭り限定のメニューも!
  • (2)市制施行100周年を記念して全29台の山車が勢揃い!
  • (3)夜には山車の提灯が灯され、とても趣がある♪

※この情報は2022(令和4)年10月時点のものです。

2022年秋、3年ぶりに開催された「川越まつり」に行ってきました!
所在地:埼玉県川越市 

   

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