熊谷市・深谷市の暮らしを知るKUMAGAYA FUKAYA AREA GUIDE

高崎線の魅力を知る、アクセス利便性とレジャースポット特集

「東京」駅から北上する高崎線は、途中の「大宮」駅で東北本線(宇都宮線)から分岐して群馬県高崎市の「高崎」駅を結ぶ、国内でも古い路線のひとつ。1883(明治16)年に上野-熊谷間で仮営業を始め、翌年に高崎橋まで延長されました。戦後の経済成長で沿線に団地が造成され、人口が急増。2015(平成27)年には上野東京ラインが開業して東海道本線との全面的な直通運転が始まり、首都圏を縦貫する路線となっています。国道17号とほぼ平行して走っていることもあり、沿線には人気レジャースポットが多くあります。

今回はそんな高崎線沿線の、主なスポットやイベントをご紹介していきます!

「深谷」駅に乗り入れる高崎線
「深谷」駅に乗り入れる高崎線

利便性抜群!東京から「熊谷」まで約1時間のアクセス

首都圏北部を縦貫する高崎線は利便性が高く、通勤通学など日常的に使う人が多い路線です。東京・上野からの所要時間は、「大宮」駅まで30分強、「熊谷」駅まで快速で約1時間の距離感となっています。新幹線を利用すれば、「高崎」駅までも1時間弱でアクセスが可能です。

買い物や遊びなどで多くの人が乗降する「浦和」「さいたま新都心」「大宮」の各駅前にはバス停とタクシー乗り場、さらにはシェアサイクルポートもあるので、駅からのアクセスにも不便はないでしょう。大宮-熊谷間は沿線に並行するようにバス路線が走っている他、「大宮」駅前からは「浦和美園」駅、「所沢」駅方面などにもバスが出ています。

JR・私鉄・地下鉄など多路線が集結

東京駅丸の内駅前広場整備
東京駅丸の内駅前広場整備

9路線が乗り入れる県内最大の駅

「高崎」駅
「高崎」駅


歴史と伝統が息づく高崎線沿線の名所

まずは歴史的建造物を見ていきましょう。「高崎」駅周辺から徒歩5分の場所には、三の丸外囲の土居と堀、乾櫓、東門が残る「高崎城址」、駅から車で約20分行くと1936(昭和11)年に建立された高さ41.8mの高崎市のシンボル「高崎白衣大観音」があります。

旧中山道沿いにある「七ツ梅酒造跡」は「深谷」駅から徒歩10分。敷地内には200年の歴史を持つ酒蔵をリノベーションした映画館「深谷シネマ」や飲食店、古本屋さんが集まっています。

熊谷では毎年夏に、江戸時代から続く「八坂神社」の例大祭「熊谷うちわ祭り」は3日間にわたり、12台の山車や屋台が「熊谷」駅前からお囃子とともに市街地を巡行します。駅からバスで15分ほど行けば2019(令和元)年にラグビーワールドカップが行われた「熊谷ラグビー場」があり、今も多くのビッグマッチが行われています。

鴻巣では、約400年の歴史があると言われる鴻巣市の人形作りを今に伝えられる「鴻巣びっくりひな祭り」が、「鴻巣」駅直結の「エルミこうのすショッピングモール」を中心に行われています。例年夏には「鴻巣」駅から徒歩40分の糠田運動場と荒川河川敷で開催される「こうのす花火大会」は、地元の商工会青年部がボランティアで主催する手作りの花火大会。2024(令和6)年は2万発を打ち上げ予定です♪

関東一の祇園と称される

「熊谷うちわ祭り」
「熊谷うちわ祭り」

4尺玉も打ちあがる豪華さ

「こうのす花火大会」
「こうのす花火大会」


自然豊かな高崎線沿線でリフレッシュ

続いて、美しい自然景観が広がるスポットをご紹介します。滑川町と熊谷市にまたがり東京ドーム約65個分の広さを誇る「国営武蔵丘陵森林公園」は「熊谷」駅からバスで30分。近くには「四季の湯温泉ホテルヘリテイジ」があり、充実した温浴施設は宿泊客以外にも人気です。

「北藤岡」駅近くの「アイ・ディー・エー群馬の森」は多くの木々が生い茂る県立公園。園内にはモネやムンクの作品、日本と中国の古美術品などを所蔵する「群馬県立近代美術館」もあります。山のふもとに建つ「金鑚(かなさな)神社」も豊かな自然に囲まれています。「本庄」駅から車で30分。山をご神体として祀っているため本殿がなく、原始信仰の形を今に残しています。

季節の花を楽しめるスポットも。約500本のソメイヨシノが約2kmにわたって延びる荒川河川敷の「熊谷桜堤」は江戸時代から桜の名所として知られ、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。「鴻巣」駅から車で10分の「コスモスアリーナふきあげ」周辺には秋になるとコスモス畑が広がり、荒川水管橋をバックにした美しい風景が人気です。

ピクニックや森林浴に♪

「国営武蔵丘陵森林公園」(引用:PR TIMES)
「国営武蔵丘陵森林公園」(引用:PR TIMES)

鴻巣市のスポーツ施設

「コスモスアリーナふきあげ」
「コスモスアリーナふきあげ」


家族で楽しめる娯楽施設が揃う高崎線沿線

史跡や自然だけではありません。「さいたま新都心」駅近くには国内最大級の多目的アリーナ「さいたまスーパーアリーナ」があり、格闘技の世界的ビッグマッチや有名ア-ティストのコンサート、大規模見本市などが行われています。4棟から成る駅前のショッピングモール「コクーンシティ」も人気です。

「熊谷」駅では都心から一番近い蒸気機関車として知られる秩父鉄道のSLパレオエクスプレスにも乗車可能。三峰口駅の区間を片道2時間40分かけて一日一往復しています。秩父鉄道「秩父」駅から約50分の「ふかや花園」駅近くには2022(令和4)年に「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が開業。「関東自動車道花園」I.C.に近い同アウトレットは今後も拡大を続け、「御殿場プミアムアウトレット」と同規模になる予定です。「深谷」駅からバスで20分強のところには地中海沿岸をイメージしたレジャープール「深谷グルーンパーク アクアパラダイス・パティオ」があり、スライダー、ジャグジー、流れるプールなどを楽しめます。

「高崎」駅から車を15分ほど走らせれば、家族で一日過ごせる北関東最大級の「イオンモール高崎」もありますよ。「籠原」駅近くには「おふろcafé ハレニワの湯」、「北本」駅近くにはポッキーやプリッツの製造工程を間近で見られたり、オリジナルのお菓子を作ったりできる「グリコピア・イースト」があり、楽しみは尽きません♪

駅直結で約270店舗が集まる

「コクーンシティ」
「コクーンシティ」

多彩なプールも人気

「深谷グルーンパーク アクアパラダイス・パティオ」
「深谷グルーンパーク アクアパラダイス・パティオ」


沿線グルメを満喫!地域の味覚が楽しめるスポット

グルメスポットも豊富。「高崎」駅周辺には駅ビルモントレー店などにあるパスタ専門店「はらっぱ」が数店舗を展開。「鴻巣」駅近くには、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が2,537mと日本一に認定されたことから生まれた鴻巣名物川幅うどん発祥の店である「めん工房 久良一の川幅うどん」があります。「浦和」駅近くには「彩果の宝石」というフルーツゼリー専門店があり、手土産に喜ばれています。

おしゃれなカフェやユニークなカフェも多く展開されています。「鴻巣」駅近くには古民家をリノベした「和みカフェ」があり、メニューには種類豊富なクレーブなどが並んでいます。「行田」駅前の「Cafe TomiQ」は完全予約制。靴を脱いで上がるタイプのカフェで、アットホームな雰囲気の中でくつろいで パフェやパンケーキを楽しめます。2023(令和5)年12月にオープンした「高崎」駅近くの「Higher Garden」は、メルボルンのカフェ文化を取り入れたカフェで、オセアニアスタイルのドリンクが豊富で、多肉植物が並ぶ庭も併設されています。「北本」駅近くには店内にNゲージジオラマが置かれた鉄道カフェ「小田急M『車窓』」があります。

高崎のパスタ専門店

「はらっぱ」
「はらっぱ」

鉄道情景がテーマの癒し空間

小田急M「車窓」
小田急M「車窓」


魅力の詰まった高崎線沿線、将来的な発展にも期待

高崎線沿線は史跡や豊かな自然、グルメスポットなど多彩な魅力にあふれています。また、上記で紹介した以外にも、春に「ふかや花園」駅近くで開催される「ふかや花フェスタ&オープンガーデンフェスタ」のような魅力的なイベントがあちこちで開催されています。

埼玉県屈指のターミナルである「大宮」駅では、駅前広場を中心とした交通基盤整備、駅前広場に隣接する街区のまちづくり、乗換改善等を含めた新機能のさらなる高度化を三位一体で推進する「大宮駅グランドセントラルステーション化」計画が進行中です。

「高崎」駅前では高崎駅東口栄町地区第一種市街地再開発事業の計画が進んでおり、2019(令和元)年に開業した「高崎芸術劇場」の西側に、商業施設、オフィス、マンションなどが入る複合棟と駐車場棟と2棟から成る新施設が2029年度に完成予定。今後もますます魅力が高まっていきそうです。

深谷市は花き園芸の
一大産地

「深谷」駅前(ふかや花フェスタ)の様子
「深谷」駅前(ふかや花フェスタ)の様子

『高崎駅東口栄町地区第一種市街地再開発事業』完成イメージ図(引用:高崎市)
『高崎駅東口栄町地区第一種市街地再開発事業』完成イメージ図(引用:高崎市)


発見ポイント!

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  • (1)大型公園や鎮守の森など豊かな自然に恵まれている
  • (2)家族で楽しめる遊び場や商業施設が充実している
  • (3)一人時間を満喫できるおしゃれなカフェがある

高崎線の魅力を知る、アクセス利便性とレジャースポット特集
所在地:埼玉県 

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