南浦和に暮らすminami-urawa areaguide

「週に一度のご褒美」を届ける町のケーキ屋さん

Pâtisserie MOA(パティスリーモア)

JR「南浦和」駅から徒歩約7分のお店
JR「南浦和」駅から徒歩約7分のお店

コンセプトは、「月に一度の贅沢より、週に一度のご褒美を」。高級感ではなく、日々の中に小さな幸せを届けるようなケーキをたくさんの人に食べてもらいたい。そんな想いで、店主の上藤 邦夫さんが店をオープンしたのは2010(平成22)年。

手土産用の可愛いパッケージ商品なども販売している
手土産用の可愛いパッケージ商品なども販売している

店内には季節のケーキやゼリー、生菓子のほか、常時35種類以上の焼き菓子など常に50種以上が並ぶ。中でも人気が高いのは、注文を受けてからクリームを詰めるシュークリーム、しっとりとしたロールケーキ、そして「もえちゃんプリン」。このプリンは、娘さんの名前を冠した店の看板商品で、昔ながらの“少しかため”の食感が特徴だ。小さな子どもが自分で食べやすいように考えられたレシピで、その素朴な味わいは、大人にとってもどこか懐かしさを感じさせてくれる。

ショーケースに並べられた彩豊なケーキに心が躍る
ショーケースに並べられた彩豊なケーキに心が躍る

また、出しているお菓子には、素材選びから仕上げまで、随所に店のこだわりが詰まっている。ケーキには農家から直接仕入れた果物をふんだんに使い、地元・埼玉の素材も積極的に活用。さらに、上藤さんが特にこだわっているのが、生クリームだ。使用しているのは、北海道・釧路でしか採れない希少なタカナシ乳業の生クリーム。季節や気温、牛の体調によって変化する乳質を見極めながら、配合を細かく調整。夏には軽やかに、冬にはしっかりとしたコクが感じられるように仕上げるなど、味を安定させるための調整はまさに職人技だ。

コク深いシュークリームと、どこか懐かしい「もえちゃんプリン」。
コク深いシュークリームと、どこか懐かしい「もえちゃんプリン」。

そんなこだわりを追求したお菓子を生み出す上藤さんは、洋菓子コンテストでの受賞歴に加え、メディア出演も多数の実力派。日常生活の中でもアイデアのヒントを探し、日々感性を磨き続けているのだそう。

スタッフの受賞歴も並ぶ店内の壁。チーム全体の実力が評価されている証。
スタッフの受賞歴も並ぶ店内の壁。チーム全体の実力が評価されている証。

「この仕事が本当に楽しくて。もし生まれ変わっても、またケーキ屋になりたいと思うくらい」と語る上藤さんのまなざしは、柔らかく、自信と誇りに満ちている。お客様の「ありがとう」の一言、支えてくれる仲間たちの存在が、これまで店を続けてこられた原動力だという。

「この地域で店を始めて15年。10歳だった子が今度は親になって、自分の子どもを連れて来てくれるようになるかもしれない。そう思うと、なんだか楽しくなってきます。小さい頃に食べた懐かしい味が、世代を超えてつながっていく。そんなお店を、これからも長く続けていけたらと思っています」。そんなワクワクする未来を思い描きながら、「Pâtisserie MOA(パティスリーモア)」では今日も、“週に一度のご褒美”を心を込めて作り続けている。

Pâtisserie MOA(パティスリーモア)
所在地:埼玉県さいたま市南区南浦和3-3−17 
電話番号:048-884-392
営業時間:9:30~19:00(曜日営業)
定休日:水曜日

※営業時間・定休日は更新となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店前に店舗にご確認ください。
https://patisserie-moa.jp/

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