塾銀座の始まりを支える学習意欲の象徴「栄光ゼミナール 南浦和校」
塾銀座と呼ばれるほど学習塾の多い南浦和エリア。実はこの地は、今や全国各地に教室を広げる進学塾「栄光ゼミナール」発祥の地でもある。
そんな「栄光ゼミナール 南浦和校」の責任者で小中学部のグループ指導を担当する茂呂浩章さん、浦和エリア責任者の大竹翔さんに、同校のコースや対象学年、指導方針、そして南浦和の地域の魅力などを伺った。

玄関前で生徒を笑顔で迎え入れ、姿が見えなくなるまで見送る
――学習塾が集積するエリアとして知られる南浦和で、貴校はどんな役割を担っていますか。通っている生徒さんの学年構成・志望傾向、地域のご家庭の教育ニーズの特徴を教えてください。
大竹さん:南浦和エリアは昔から教育への意識が高いエリアで、最近はさいたま市、川口市の公立中高一貫校を志望するお子さんが増えてきました。
茂呂さん:さいたま市には、「さいたま市立浦和中学校」という有名な公立中高一貫校が昔からありました。そこに6年前「さいたま市立大宮国際中等教育学校」、4年前に「川口市立高等学校附属中学校」が立て続けにできたため、公立中高一貫校の受験を検討する方々がさらに増えてきたところです。

茂呂さん:南浦和校の同じ建物内に、小中学生向けのグループ指導を行う「栄光ゼミナール」、小中学生の個別指導を専門にする「栄光の個別ビザビ」、大学受験指導専門の「大学受験ナビオ」の3ブランドが入っています。ですので、小学校1年生から高校3年生まで幅広い年齢の子どもたちが通っています。中学・高校・大学すべての受験対策に対応しているほか、定期テスト対策や英検などの資格試験対策、私立の小中学校に通っている子の内部進学サポートも行っています。また、地域に開かれた教室として、塾生ではない小学生も参加できる「理科実験教室」などのイベントを年に数回無料で実施しています。

――対象学年・コース体系、開講曜日・時間帯などを教えてください。
茂呂さん:「栄光ゼミナール 南浦和校」としては、小学5・6年生が公立中高一貫校を目指す「公立受検コース」、公立中学校から高校に進学予定の小学4年生から小学6年生対象の「高校進学コース」、中学1年生から中学3年生を対象にした「高校受験コース」を設置しています。「公立受検コース」の文系クラスは火・水曜日、理系クラスは木・金曜日。いずれも16:50開始で、5年生は約2時間、6年生は3時間強の授業時間となっています。「高校進学コース」は、小学4年生が国語・算数の2教科、5・6年生が英語を加えた3教科、中学生対象の「高校受験コース」は3教科と5教科の2種類があります。19時前に小学生の授業があり、19時以降は中学生の授業となっています。※2025(令和7)年9月時点の時間割です。
大竹さん:当社は浦和エリアだけでも南浦和校、浦和校、武蔵浦和校、東浦和校と各駅に教室があります。対象学年やコースなど各教室に特色があるので、ニーズやお子さんの成長に応じて通う教室を選んでいただけます。

――駅からの動線と夜間の安全面の配慮についても教えていただけますか。
茂呂さん:南浦和校はJR京浜東北線および武蔵野線「南浦和」駅の西口から京浜東北線沿いを蕨方面に向かって徒歩2分程度のところにあります。栄光ゼミナールには「Pitカード」という入退室管理システムがあり、塾に出入りする際に生徒がカードリーダーにカードをかざすと保護者に通知が行くようになっていて、私たちも確認することができます。
生徒の通塾時には必ず職員が玄関前に立ち、子どもたちを迎え入れています。帰りも同様に、姿が見えなくなるまで見送っています。地域の方々にそうした姿勢を見ていただくことも不審者対策につながり、安心して通える環境を整えています。「こんにちは」とか「今日も頑張ったね」とか、講師が生徒に声かけをする場にもなっています。話しかけながら生徒たちを見ていると表情から読み取れることもあるので、そういう意味でも重要な時間となっています。

考える力を重視した指導で、近年の入試問題に対応する「栄光ゼミナール南浦和校」の指導方針
――学力を定着させるための核となる方針を教えてください。また、他塾との差別化ポイントも伺えますでしょうか。
茂呂さん:南浦和校には3つの方針があります。1つは、少人数指導による1人1人に寄り添った指導。学年やコースによって多少の差はありますが、平均10人程度で授業をしています。保護者の方からも「他の塾と比べ、少人数で丁寧に見てくださるんですね」というお声をいただいています。少人数のメリットは、生徒と先生とのやり取りが多いことです。講師全員が生徒全員の顔を覚えていて、勉強はもちろん、部活や生活のリズムなどさまざまな相談ができる環境になっています。

茂呂さん:学習指導では、生徒がノートに何を書いているかまで把握し、みんなの前で答えるのが苦手な子にはあえて正解しやすい問題を当てて自己肯定感を高めるなど、きめ細やかに対応しています。塾内模試では、問題を解く手順や手の動かし方、解いているときの表情など生徒の様子をつぶさに観察。直後の解説授業に活かし、1人1人の苦手や得意に寄り添った指導をしています。
2つ目は、分かりやすくてためになる楽しい授業。演習中心の塾も多いですが、栄光ゼミナールは数をこなす授業ではなく、問題への対応力や考える力を養う指導を行っています。これが定着すると、生徒は先を読むことができるようになります。授業中に「さて、先生はこの後なんて言うでしょう?」と聞いたとき、「この流れだと、こういった意図でこんなことを言うんじゃないですか」と当てられるようになるんです。
大竹さん:近年、長文の問題文や記述式の問題など、思考力を問う入試問題が増えているので、知識だけではなく考える力が必要です。普段から読解力を磨き、考えのプロセスを言語化する訓練をしておかないといけません。

茂呂さん:3つ目は、結果にこだわる指導。小学生なら小テストを多く行い、中学生なら「宿題のこの部分に取り組むと塾内模試で結果が出せるよ」と指導するなど、他塾に比べ結果を出す機会を多く設けています。結果が出ると、子どもたちの授業に向かう姿勢が変わり、自信に満ちた表情を見せるようになります。私が指導した中にも、最初は勉強に苦手意識があったけれど頑張って100点常連になり、自分のことを認められるようになった子がいます。ただ、結果だけを評価することはせず、結果を出すための努力を必ず評価するようにしています。
栄光ゼミナールには「生徒カルテ」というものがあり、志望校や悩み、習い事のスケジュールなど1週間の生活リズム、生徒一人ひとりの状況をすべて把握できるようになっています。宿題のアドバイスや保護者面談をはじめ、「この時間に自習室に来てくれれば先生が対応するよ」といった生徒との約束にも活用しています。

――家庭での学習進捗の“見える化”や保護者共有はどのように行っていますか。
大竹さん:栄光ゼミナールには「CATS@Home」という塾生専用のポータルサイトがあります。遅刻や欠席の連絡ツール、我々と保護者の方とのコミュニケーションツールにもなっていて、欠席時にはその日の授業内容や次回提出の宿題をご案内しています。
茂呂さん:小学生のコースでは、 週の初めに週間学習予定表をクラス全員に配り、1週間の宿題がスムーズにできるようサポートしています。授業の予定が入力された紙で保護者の方とも共有でき、自由にカスタマイズできるようになっています。講師は全員の習い事についても頭に入っているので、必要に応じて「この日はサッカーの練習があるよね。宿題はこの時間にやったらどう?」といったアドバイスをします。また、学期に1回は必ず保護者面談を行って学習状況を共有し、ご家庭での様子も伺い、次の目標についてなどを話し合っています。

東西南北へのアクセスが便利で、学校の選択肢も多い南浦和エリア
――近隣小中のカリキュラムや定期テスト傾向の把握方法、行事カレンダーとの連動、直近の“成績が上がった/合格に結びついた”事例を、指導プロセスを含めて教えてください。
茂呂さん:多くの学校は、年間行事予定を年度初めに配布します。それを保護者の方に教えていただき、各校の始業式や定期テストの日程を把握し、保護者会や理科実験教室などの予定を調整しています。各校の定期テストの傾向に関しては、毎回実際の問題を見て把握しています。定期テスト後には必ず振り返りを行うため、毎回子どもたちに持ってきてもらっているんです。そこで全員の点数を把握し、解き直しを行います。

茂呂さん:南浦和校はさいたま市にありますが、川口市と蕨市からも近く、3市から生徒が通っています。使っている教材も学校ごとに違うため、それぞれの傾向をふまえて対策を練る必要があります。
大竹さん:教科書の内容を中心に出題する先生もいれば、入試レベルの問題を出す先生もいます。定期テストの成績を上げるため、中学校ごとの出題傾向や範囲に合わせた対策は重要です。公立高校入試では、入学試験の結果に内申点が加味されて合否が決まりますよね。他の自治体だと中3時の内申点だけだったりしますが、埼玉県では3年間の成績が内申点として加点されるため合否に大きな影響を与えます。

大竹さん:ですから、定期テスト対策と入試対策との両輪で指導を進めています。中1から学校の成績を上げることが大事ですが、1年生は受験から遠い学年なので、定期テストでの高得点がモチベーションになるよう働きかけています。
茂呂さん:成績向上はさまざまな指導で見られますが、わかりやすいのはプレテストでしょう。定期テストの2週間前に、テスト範囲を知り尽くした担当者が作成したプレテストを作成しています。そこで解いた問題が実際に定期テストで出たことで正答率が上がり、得点や成績のアップにつながったという話はよく聞きます。

――放課後~夜の通塾動線で、学習の合間に使いやすい周辺スポットを教えてください。
茂呂さん:生徒からよく聞くのは、商業施設「浦和PARCO」が入っている「浦和」駅前の複合施設ですね。上層階に図書館と学習スペースがあって、お盆休みなど塾の自習室が使えないときは、そこで勉強している子が多いようです。

――最後にこれから南浦和に住み、通塾を検討するファミリーへメッセージをお願いします。
茂呂さん:南浦和は、東西南北へのアクセスが便利なエリアで、とても生活しやすいと思います。アクセスの良さから学校の選択肢も豊富です。遊具がたくさんある公園も多く、子育てしやすい環境と言われていますよね。南浦和校は地域に開かれた校舎です。ぜひ気軽にお声がけいただいて、夢に向かって一緒に頑張っていきたいなと思っています。

栄光ゼミナール 南浦和校
南浦和校責任者 茂呂浩章さん
浦和エリア責任者 大竹翔さん
所在地:埼玉県さいたま市南区南本町1-3-3
電話番号:050-1796-8181
営業時間:火~金曜日 14:00~21:00 土・日曜日 11:00~21:00
閉室日:月曜日
URL:https://www.eikoh.co.jp/kyoshitsu/u1101/
※この情報は2025(令和7)年9月時点のものです。