「西武所沢S.C.」館長 酒巻満さん インタビュー

2019(令和元)年11月、全館リニューアルにより生まれ変わる「西武所沢S.C.」

1986(昭和61)年にオープンした「西武所沢店」。所沢に住まう人々のライフスタイルを牽引して来た同店が、生まれ変わろうとしている。子育てファミリーの増加が著しい「所沢」駅周辺エリアのニーズに応え、百貨店と専門店を融合させたハイブリッド型のショッピングセンター「西武所沢S.C.」が2019(令和元)年11月にグランドオープンする。今回は「西武所沢S.C.」館長の酒巻満さんに、全館リニューアルの概要や地域とのつながりについてお話を伺った。

郊外型店舗のモデルとして常にチャレンジし続けてきた「西武所沢店」

「西武所沢S.C.」館長 酒巻満さん
「西武所沢S.C.」館長 酒巻満さん

――「西武所沢店」の歴史について教えてください。

酒巻さん:「西武所沢店」は1986(昭和61)年4月25日にオープンし、2019(令和元)年で33周年を迎えました。「所沢」駅西口の再開発事業の一環として「ワルツ所沢」が駅前に誕生し、その中核テナントとして出店させていただきました。
当時、所沢には百貨店がなかったため、「わが町にも百貨店ができる!」といった地域の方々の期待を背負いながらオープンしたと聞いています。「西武所沢店」は当時の百貨店としては先駆的なレストラン街午後11時までの営業(物販は午後7時まで)で、都心で働く方が仕事帰りにも立ち寄ることができるお店として注目を集めました。
昼は地元の奥様方を中心に、夜は都心で働く方にもご利用いただけるお店として営業していたため、“昼と夜の二つの顔を備える”といったキャッチフレーズも出していましたね。

リニューアル後の「西武所沢S.C.」外観予想図
リニューアル後の「西武所沢S.C.」外観予想図

他にもチャレンジングな試みとして、2017(平成29)年5月には、数ある百貨店の中では珍しく、デパ地下と呼ばれる食品フロアを1階にも作って、デパ地下&デパイチの2フロアで食品を展開する百貨店にしました。

社内的にも“所沢店は常にチャレンジするお店”といった認識があり、今日まで郊外型店舗のモデルとして歩んできたのが「西武所沢店」になります。

9275デパ地下とともに食品フロアを展開する「デパイチ」
9275デパ地下とともに食品フロアを展開する「デパイチ」

――全館リニューアルについて、目的や背景について教えてください。

酒巻さん:今回の全館リニューアルの狙いのひとつとして、新しい層のお客様を呼び込んで客層の幅を広げたいと言う点があります。開店当時からご愛顧いただいているお客様も大切にしつつ、子育てファミリーや母娘、場合によっては学生さんまでをターゲットに広げていきたいと考えています。
今回、そのためにも店舗構成を大幅に見直し、従前の本格的な百貨店から専門店も数多く導入して、百貨店と専門店を融合させたハイブリッド型のショッピングセンター「西武所沢S.C.」として生まれ変わることになりました。

フロア構成のリニューアル概要
フロア構成のリニューアル概要

概要としては、4階から上層階にいわゆるライフスタイル型の店舗を導入します。日常の生活に欠かせない家電を始め、衣料品や雑貨、ペットの専門店もオープンする予定です。8階にはダンスや歌、英語の表現が学べる劇団の運営するホールもできる予定で、全館リニューアルに伴い新たに約50店舗がオープンします。

子育てファミリーもゆっくり過ごせる滞在性を備えたお店づくり

――全館リニューアルによって大きく変わる点はありますか?

酒巻さん:全館リニューアルによって、買い物をするだけの場所ではなくて、楽しく過ごせる滞在性のある場所になるという点もポイントのひとつとして挙げていますので、お子様連れのお客様にもゆっくりお過ごしいただけると思います。
象徴的な場所としては、5階に約130平方メートルのファミリーレストスペースを設けます。また4階のベビー休憩室も従前のものとは違う作りになって、カラフルでポップな感じのデザインを予定しています。

新たに設けられたレストスペースの様子
新たに設けられたレストスペースの様子

新しいファミリー休憩室(完成予想図)
新しいファミリー休憩室(完成予想図)

これまでも数年に一度、改装によって店舗のリフレッシュを行ってまいりましたが、「所沢」駅を中心とした街が大きく変わっていくこのタイミングで、「西武所沢店」としてもう一段ギアを上げないと、街の流れに置いて行かれてしまうという感覚がありました。さらに今はいわゆるひとり勝ちの時代ではなくて、“共生”していくということも考えなくてはいけないのかなと感じています。いち商業施設だけが伸びるのではなく、地域や周りのお店と協力しながら互いに街を盛り上げていこうという姿勢でいることが、街全体の活性に繋がるのではないかと思います。

地域のイベントやお祭りへの参加を通じて育まれて来た地域とのつながり

地元商店街などとともに所沢を盛り上げる
地元商店街などとともに所沢を盛り上げる

――「西武所沢店」と地域とのつながりについて教えてください。

酒巻さん:2018(平成30)年1月に「西武所沢店」の館長に着任してから、地元商店会や所沢ロータリークラブ、商工会議所の方とお話をさせていただく機会も何度かありました。そこで感じたのは皆さんの“所沢愛”が非常に強いということです。着任する前から地域のイベントやお祭りがあるのは聞いてはいたのですが、年間のイベントスケジュールを手渡された時には驚きました。ほぼ毎月何らかのイベントやお祭りがあります。例えば、毎年10月には「ところざわまつり」という大きなお祭りも開催されており、駅前ロータリーから金山町交差点まで約1kmにわたって交通規制が行われ、賑やかな雰囲気で街全体が盛り上がります。

お祭りやイベントが盛り上がる「所沢」駅西口周辺
お祭りやイベントが盛り上がる「所沢」駅西口周辺

私ども「西武所沢S.C.」も開店以来、地域の一員として毎年積極的に参加させていただいています。例えば、「ところざわまつり」では、「ざわ神輿」という女性の担ぎ手だけの御神輿があるのですが、そちらにはうちの社員を毎年派遣して参加しています。また、駅前ロータリーで、ざわ神輿、彩女太鼓、扇弌門よさこい鳴子踊りの出演者の皆さまにジュースやお茶を配る接待に従事したりと、地域とのつながりは、そういった意味で開店以来ずっと育まれて来ていると思います。

歩いて楽しい街を目指す、所沢のまちづくりの姿勢に共感

発展の続く「所沢」駅前
発展の続く「所沢」駅前

――所沢という街の持つ魅力や可能性はどのような点にあると考えますか。

酒巻さん:都心部にアクセスの良いエリアとして注目され、新しい住民の方が他の地域から移り住んで来ることは、街の発展にとって新しいエネルギーになっていると思います。「プロぺ通り商店街」や「うらトコ通り」となど注目を集めるスポットも多く、まだまだ可能性のあるエリアではないでしょうか。
さらに、お隣の飯能市には「ムーミンバレーパーク」がオープンしましたし、東所沢にはKADOKAWAさんが主体となるアミューズメントスポット「ところざわ サクラタウン」もできるんですよね。この辺りは、「所沢」駅を中心としながら、全国的にも有名になれる可能性を持っているエリアかなとも感じています。「西武所沢S.C.」を目指して所沢に訪れていただけるようなお店にしていきたいと思います。

2019(令和元)年11月に「西武所沢S.C.」として生まれ変わります

「#どすこいコンテスト」
「#どすこいコンテスト」

――最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

酒巻さん:2019(令和元)年5月のGW明け頃から店舗の改装工事を始め、お客様には色々とご不便をおかけしておりますが、直近のグランドオープンを目指してただ今ピッチを上げて工事を進めております。
先日の西武ライオンズのパ・リーグ優勝の際には、開店前に200名ものお客様にお集まりいただき、「おめでとう!」と一緒にセレモニーのくす玉割りをやらせていただきました。今回の全館リニューアルに際し、背番号33の山川穂高選手を広告に起用させていただいたのですが、2階に設置した記念フォトスポット「#どすこいコンテスト」も含め、私どもが予想していた以上にSNSを通じて反響があり、中学生や高校生といった若い層にも注目いただいているように感じます。
所沢の街の発展とともに生まれ変わる「西武所沢S.C.」にご期待ください。

酒巻満さん
酒巻満さん

西武所沢S.C.

館長 酒巻満さん
所在地:埼玉県所沢市日吉町12-1
電話番号:04-2927-0111(大代表)
URL:https://www.sogo-seibu.jp/tokorozawa/
※この情報は2019(令和元)年10月時点のものです。