東武東上線「鶴瀬」駅から徒歩2分、2017（平成29）年7月にオープンした「Boulangerie Coton（ブーランジュリー コトン）」は、このエリアに居を構えるなら必ず押さえておくべきベーカリーだ。

ふじみ野の「パン工房ラパン」、自由が丘の「モンサンクレール」、岐阜県高山市の「トラン・ブルー」と数々の名店で研鑽を積んだ実力派シェフが生み出すパンは近隣エリアのみならず多くのパン愛好家から高い支持を受けている。

白を基調とした外観は気持ちが良く、シンプルモダンな清潔感溢れる店内に足を踏み入れると、焼き立てパンの美味しい香りが出迎えてくれる。 数ある商品の中でも外せない商品の一つが、3日間かけてていねいに作られる「クロワッサン」。サクサクの食感とバターの風味は一度食べたら虜になる美味しさだ。数量限定のため、出会えた際には必ずゲットしたい。

そんなクロワッサン生地を使って作られるデニッシュもおすすめの一品。自家製カスタードとクリームチーズをあわせた「オランジェ」や、ブルーベリージャムとアンズジャムのマリアージュを楽しめる「ミルティル」など多彩なラインナップがそろう。イチゴや和栗など季節限定のデニッシュも登場するのも嬉しい。

 3種類の小麦粉を使用し、低温長時間熟成で小麦の甘みを引き出す「Tバゲット」や、アプリコット、ゴールデンレーズン、クルミをたっぷり使った「Tフリュイ」などハード系も人気商品。商品名の「T」はオーナーが修行を積んだ「トランブルー」の「T」が由来なのだという。

もちろん、毎朝の活力源として欠かせない食パンも用意されている。店名を冠する「Coton食パン」は。そのまま食べてもトーストにしても美味しくいただける。塩味が少し効いているので、ジャムとの相性もバッチリだ。

最近は調理系のパンの充実にも力を入れているという。カレーパンやコロッケパン、ハンバーガーに味噌カツサンドなどバリエーションは幅広い。また、パンと相性バッチリなコーヒーのオーダーも可能なので、ランチのお供に合わせて利用したい。

今後はバレンタインや節分、クリスマスなどライフイベントに合わせた商品の開発に注力する予定だとか。訪問したのは1月の下旬、バレンタインに向けたショコラ系の商品が充実していたので、これからは贈答用に「コトン」を利用することも増えそう。「Boulangerie Coton（ブーランジュリー コトン）」は、このエリアで暮らす際には生活の一部のように利用することになるだろう。

Boulangerie Coton（ブーランジュリー コトン）
所在地：埼玉県富士見市鶴瀬東1-9-29 メゾンベルクール102
電話番号：049-293-9498
営業時間：9:00～19:00（パンがなくなり次第終了）
定休日：日・月曜日
https://www.facebook.com/cotonpan/