乳児から青少年まで幅広い年齢の子どもと家庭に寄り添う、子ども家庭総合センター「あいぱれっと」

与野エリアにある子ども家庭総合センター「あいぱれっと」は、相談のための子育て機能を集約し、親子のコミュニケーションの場の創出や孤立する人を出さないためのサービスを提供する施設として、2018（平成30）年にオープンした。

「地域の子育て支援機能」、「総合相談機能」、「専門相談機能」、「世代間交流・活動拠点機能」、「企画・研究機能」の5つの機能を備え、子育て家庭に寄り添うさまざまなサービスを提供している。

今回は、「あいぱれっと」のご担当者に施設設立の経緯から館内設備、周辺環境の魅力などについて幅広くお話を伺った。

子どもと家庭と子育ての総合サポート施設「あいぱれっと」

―どのような経緯で、子ども家庭総合センター「あいぱれっと」の設置に至ったのかお聞かせください。また、主な施設の目的について教えてください。

ご担当者：社会における多様な変化による子どもや家庭をとりまく環境や、子どもや家庭の状況に関する課題に対応するために設置に至りました。目的としては乳幼児から青少年を含む幅広い年代の子どもとその家庭、そして、地域の子育て機能を総合的に支援することです。

陽光が差し込む明るく開放的な空間

――施設全体がとても明るいのが印象的です。施設内のデザインについてこだわった点や特徴についてお聞かせください。

ご担当者：1階の「ぱれっとひろば」は明るく開放的なわくわく感のある雰囲気づくりをコンセプトとして、絵具をパレットに敷き詰めたようにカラフルな色彩のデザインになっています。

「ぱれっとひろば」は、乳幼児とその保護者が、遊具や手作りおもちゃ等で一緒に遊ぶことができ、子どもがのびのびと自由に楽しむだけでなく、保護者も子どもを見守りながらゆったりと過ごせる場所です。

――季節ごとに開催されているイベントについてお聞かせください。

ご担当者：季節のイベントとして行った“ハロウィンスティックをつくろう“では、コロナ禍で、家に持ち帰ってスティックを完成させるグッズに「親子で作って思い出に残るハロウィンになった。」等の感想をいただきました。

また、クリスマスの時期には、ツリーの点灯式などたくさんのイベントを行い、「サンタさん登場はとても嬉しかったです。ありがとうございました！」等の感想をいただきました。 今後もみんなで楽しむことのできるイベントを開催していきたいと思います。

親子で訪れる開かれた場

――「ぱれっとひろば」などがある「市民コンタクトスクエア」は、普段どのような方がご利用されますか。

ご担当者：「市民コンタクトスクエア」は、一日を通して乳幼児とその保護者、小中高生等の利用があります。

子どもたちの「やってみたい！」をやってみる屋外の遊び場「冒険はらっぱプレイパーク」

――「あいぱれっと」内にあるプレイパーク「冒険はらっぱ」では、どのような活動や体験ができるのか教えてください。

ご担当者：「冒険はらっぱ」は、子どもたちが思い思いに遊ぶことができるようにプログラムや禁止事項をなるべくつくらず、子どもの「やってみたい」という気持ちを重視しながら、大人のプレイリーダーが遊びを見守り、サポートしています。また、子どもたちが自ら遊びを考え、遊具を作り出し、仲間と創造性を高めあっています。

「冒険はらっぱ」には、いろいろな年頃の子どもたち、地域の大人が集い、のんびり過ごしています。

地域ボランティアと共に子育て家族を見守る

――地域の方と連携していることがあれば教えてください。

ご担当者：地域の方々には、各種イベントで講師やお手伝いをしていただく「あいぱれっとボランティア」としてご協力をいただいています。秋の行事「おいもほり」では、地域の農園をお借りして、さつまいもの収穫体験を行い大好評でした。

――最後に、与野エリアの魅力をお聞かせください。

ご担当者：JR「与野」駅に近く、「あいぱれっと」のほか、「上木崎大けやき公園」など子どもがおもいきり遊べる場所が近隣にあります。