西武新宿線「新狭山」駅から徒歩4分、2021（令和3）年11月にオープンしたベーカリー。同店は2006年から15年７ヶ月の間、新座市で営業を続けていた名店だ。明るいグリーンの外壁が印象的な外観、店内に入ると焼きたてパンの美味しいそうな香りが出迎えてくれる。店名である『こむ ぴさんり＝comme pissenlit』とはフランス語で「たんぽぽのような」という意味。たんぽぽの綿毛のように地域に暮らす人々に素敵なパンを提供し続けている。

オーナーである若宮氏は大学卒業後、会社勤めをしていたという。そんな中、ものづくりをしたいという想いが募ったという。さまざまな選択肢の中からオーブンから出た焼きたてパンの香り、美味しさの虜になりパン職人の道へと進んだのだという。

パンはもちろん、パンに入れる具材なども自家製にこだわっている。やさしい味わいのパンは惣菜系、デザート系、ラスクやマフィンなど幅広い商品がそろっている。今日はどれを食べようかと悩む時間も楽しいひとときだ。もちろん食パンやフランスパンといったパンも用意されている。毎朝の活力源として利用したい。

全身である新座市の店舗の頃から人気の商品がデニッシュ生地とプリンを掛け合わせた「やきプリン」だ。デニッシュとプリンの異なる食感が楽しい一品で創業当時から人気を博している。水を使わず、卵と生クリームのみで仕込む「めろんぱん」も人気商品。さっくりとした口溶けの良さが心地よい。小さな子どもからシニアまでが安心して食べられる。

オーナーは、パンの販売と同じくらい『お客様とのコミュニケーション』を大切にしている。「埼玉県立狭山清陵高等学校」でのパンの移動販売の時間以外はオーナー自身が店頭に立つのだという。また、お店とお客という枠に囚われない関係を築きたいとの思いから、彩の森入間公園で「ふらっとmarket」というイベントも企画・開催している。また軽自動車を使った移動販売も定期的に行っているそうなので、見かけた際にはぜひ利用してみてはいかがだろうか。情報はインスタグラムで発信しているので、こまめにチェックしてもらいたい。

手作りぱんの店 こむ ぴさんり わか
所在地：埼玉県狭山市新狭山2-16-3  三栄 103号
電話番号：04-2003-0399
営業時間：8:00〜19:00、祝日8:00〜17:00
定休日：日曜日、第1月曜日
https://www.instagram.com/komupisanri/
https://www.instagram.com/idou.wakapan/