常に新しいもの、美味しいものを求めてパンをつくり続ける「ブーランジュリークルミ」

戸建てを中心とした落ち着いた街並みと自然環境にも恵まれたさいたま市北部の東大宮エリア。「大宮」駅まで2駅最短5分の交通利便性に加え、商業施設や公園などがバランス良く揃う子育て世帯にとって魅力的なエリアのひとつ。 今回はさいたま市見沼区春岡で15年目を迎える地域のパン屋さん「ブーランジュリークルミ」さんを訪ね、オーナーシェフの福井清史さんにお店の特徴やパンづくりのこだわりについて、また地域の魅力についてもお話を伺った。

オーナーシェフの福井清史さん
オーナーシェフの福井清史さん

2009年のオープンから15年目を迎える地域のパン屋さん

――「ブーランジュリークルミ」さんの特徴、また店名の由来についてお聞かせください。

福井さん:お店は2009(平成21)年10月に開店しました。今年で15年目を迎えます。「地元の人に愛されるお店にしたい」という思いで毎日パンを焼き続けています。

世代を問わず幅広い層のお客さまに楽しんでいただけるように、菓子パンやサンドイッチ、惣菜パン、ハード系などいろいろな種類のパンを提供しているのが特徴です。平日は約120種類、土日祝日は130種類近くのパンを提供しています。

土日祝日は130種類近くものパンが並ぶ
土日祝日は130種類近くものパンが並ぶ

店名のクルミというのは実は娘の名前なんです。当時は4歳でしたが、今ではすっかり大きくなりこの春から大学に通うことになりました。娘の名前を店名にしたのは、家族のように大事にお店を育てていきたいという思いと、いざ独立して自分のお店を持つにあたって責任感のようなものを感じていたんだと思います。娘の名前を店名にするからには評判の良いお店にしなきゃっていう思いですね。

店名は娘さんの名前から
店名は娘さんの名前から

当時の東大宮にはベーカリーが少なく、地域の人に美味しいパンを届けたい

――開店されるにあたって東大宮エリアを選ばれた理由をお聞かせください。

福井さん:もともと東京出身なんですけど、当時働いていたベーカリーが池袋にありまして、通勤圏内で家を購入しようと探していたらたまたまこの近くで良い物件があったんです。お店を始める10年前のことですね。

そしてお店を始めるにあたって東大宮を選んだのは、自宅から近かったのとこの地域にベーカリーが少なく地域の人においしいパンを食べてもらいたいという思いで現在の場所にお店をオープンしました。

地域の方々においしいパンを提供する「ブーランジュリークルミ」
地域の方々においしいパンを提供する「ブーランジュリークルミ」

――来店されるお客様の層はいかがですか?

福井さん:お客さまの層は30〜50代の方を中心に、若い方もご年配の方も幅広い層の方がいらっしゃいます。基本的に当店のパンは他のお店やスーパーなどに卸していないため、みなさんお店に買いに来てくださっています。

将来自分のお店を持つことを前提に数々のコンクールに出場

――HPに数々の「製パンコンクール」で受賞した経歴があるのを拝見しましたが、コンクール出場への思い、またパンづくりのこだわりについてお聞かせください。

福井さん:将来自分のお店を持ちたいと考えていたので、修行時代からいろいろなことにチャレンジさせてもらいました。コンクールに出場していたのは商品開発の勉強になりますし、修行の一環として考えていたところがあります。またお店を始めるときに名刺代わりにもなるだろうという思いもありました。

コンクール出場は修行の一環でもあった
コンクール出場は修行の一環でもあった

パンづくりのこだわりについては、常に新しいもの、美味しいものを求めて試作を重ねています。新商品を提供することもそうですが、見た目が変わっていなくても配合を微妙に変えていたり、より美味しくなるようにちょっとずつ手を加えたりしているので、食べるたびに発見があると思います。

新商品、おいしいパンを追求し続ける
新商品、おいしいパンを追求し続ける

――数多くあるパンの中でもおすすめは?

福井さん:開店当時から変わらないのは「究極のメロンパン」と「塩パン」です。あと特徴があるのはサンドイッチです。他のお店にはないような自家製の具材を使ったサンドイッチを数多く提供していまして、ランチで買いに来られる方も多くいます。

開店当時から変わらない看板商品「究極のメロンパン」
開店当時から変わらない看板商品「究極のメロンパン」

今日は29日なので、肉の日限定の「豚ヒレ肉の低温調理シャンピニオンソース」といったパンを作りました。また春キャベツとアスパラを使った「季節野菜のサンドイッチ」という旬の野菜を使ったパンもあります。

「肉の日限定」の「豚ヒレ肉の低温調理シャンピニオンソース」
「肉の日限定」の「豚ヒレ肉の低温調理シャンピニオンソース」

――イベントにちなんだ商品などもございますか?

福井さん:クリスマスの時期には「シュトーレン」や「パネトーネ」といったクリスマス菓子を提供しています。またバレンタインのときにはチョコのパネトーネを提供しています。

生活するうえでのバランスの良さが地域の魅力

――今後この地域に移り住む方に向けて、地域の魅力やおすすめのスポットなどがあれば教えてください。

福井さん:20年以上この地域で暮らしていますが、住みやすいということが一番だと思います。「大宮公園」や「市民の森」といった自然が豊かな場所がありますし、買い物に出かけるのもJR「東大宮」駅から「大宮」駅まで2駅、都内にも比較的出やすいと思います。

あと車で出かけるときは岩槻ICが近くにあるのでとても便利です。 個人的には食べ歩きが好きで、美味しいお店がいくつかあるのもこの地域の良いところだと思います。生活するうえでのバランスが良いのがこの地域の魅力だと思います。

「ブーランジュリークルミ」外観
「ブーランジュリークルミ」外観

ブーランジュリークルミ

オーナーシェフ 福井清史さん
所在地 :さいたま市見沼区春岡1-22-1
電話番号:048-685-0444
URL:http://www.kurumi-2009.sakura.ne.jp/
※この情報は2024(令和6)年4月時点のものです。