人と自然の温もりにふれ、癒しの時を過ごせる

Cafe&Gallery 温々(ぬくぬく)

約170年の歴史ある家屋を利用した店
約170年の歴史ある家屋を利用した店

年月を経た木だけが持つ独特の存在感のある梁をはじめ、包まれるような木の温もりを感じる広々とした空間が印象的な「Cafe&Gallery 温々」。陶芸家のオーナーが、作陶時代の自らの経験から「作家に寄り添ったギャラリーをやりたい」という想いで作ったお店だ。店オープンにあたり、生家の納屋を改装し、ギャラリーを利用する作家のための宿泊施設も用意した。しかし、当時店の周囲は雑木林と田んぼが広がっており、ギャラリー目当てで訪れる客は少ない環境。それならとギャラリー機能だけではなく、軽食とコーヒーを提供する喫茶店にしようと1993(平成5)年に店をオープンさせた。それから約30年、店は今や日々癒しの時間を求めて、栃木や茨城などの近隣の県からも車で客が訪れる人気店に成長した。

喫茶スペースの奥にはギャラリーがある店内
喫茶スペースの奥にはギャラリーがある店内

特に利用が多いというランチタイムは、コーヒーやスイーツだけでなく、メインに小鉢がついたお膳やプレート、丼ものやカレー、おにぎりセット(15時〜)などしっかり食事がとれるメニューも提供。どのメニューもほぼ1から手作りし、店で使う調味料も添加物不使用のものを使用。また、米をはじめ、野菜もできるだけ地元産を使い、地産地消、安心安全を心がけた店づくりを行っている。

食事類は作家ものの食器で提供されるのもうれしい
食事類は作家ものの食器で提供されるのもうれしい

栄養バランスのよい魅力的なメニュー群の中でも特に人気が高いのは、メイン料理に雑穀米、サラダ、小鉢、お味噌汁がセットになった「雑穀米膳」や、魚、肉、大豆ミートを使った3種類の丼ものなど。また、スタッフの作る天然酵母パン数種がセットになった「パンセット」などもおすすめだ。素材にこだわり、丁寧に作られたメニューはどれもヘルシーなだけでなく、ボリュームもしっかりある逸品揃い。また、食事メニューの他、カフェメニューも充実しているが、ぜひ飲んでもらいたいのはコーヒー。しっかりと豆の味わいやコクがありながらもすっきりとした飲み口が特徴のコーヒーは、店の工房で作る自家製スイーツと合わせて楽しむのがおすすめだ。

こだわりと個性ある店が敷地内には軒を連ねている
こだわりと個性ある店が敷地内には軒を連ねている

敷地内には、昔ながらの食材とフェアトレードのお店「かぎろひ」、おひとりさま用リラクゼーション「ほぐしやアマラ」などの異なる業態の店舗が集結しており、「温々」で食事をとった後にまわって楽しめるのもいい。
「みんなの居場所になるような、常にオープンな店でありたいです」と語る店主の萩原和人さん。そんな店の温もりに包まれて、満足な時を過ごせる街の癒しのスポットだ。

Cafe&Gallery 温々(ぬくぬく)
所在地:埼玉県さいたま市見沼区丸ヶ崎1856 
電話番号:048-686-3620
営業時間:10:30~20:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
https://cafe-nukunuku.com/

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