浦和区と緑区の良いとこ取り。浦和・北浦和エリアに暮らす

文教の街、サッカーの街として発展してきた旧浦和市

埼玉県最大の人口を誇るさいたま市は2001(平成13)年に旧浦和市、旧大宮市、旧与野市が合併して誕生した。2003(平成15)年には政令指定都市へ移行し、9区が設けられている。2005(平成17)年に旧岩槻市と合併し岩槻区が誕生、現在の市域となった。

「埼玉県庁」
「埼玉県庁」

さいたま市の南部に位置する浦和区と緑区はいずれも旧浦和市域にあたる。旧浦和市は「埼玉県庁」が置かれ、埼玉県の行政の中心地として栄えた歴史を持つ。

埼玉県、さいたま市の行政の中心地、浦和区

浦和区は旧浦和市の中央部が区域となっている。「埼玉県庁」や「さいたま市役所」があり、現在も埼玉県とさいたま市の行政の中心地という役割を担う。

浦和は「調神社」や「玉蔵院」の門前町として発展、江戸時代には中山道の「浦和宿」が設けられた。関東大震災後は画家の移住が相次ぎ、「鎌倉文士に浦和画家」とも呼ばれている。

また、「東京帝国大学(現・東京大学の前身)」への登竜門と言われた「旧制浦和高等学校」の設置をきっかけに文教の街としても発展。「埼玉県立浦和高等学校」、「さいたま市立浦和高等学校」、「埼玉県立浦和第一女子高等学校」など今もなお名門と呼ばれる教育施設が多い。

「埼玉県立浦和高等学校」
「埼玉県立浦和高等学校」

サッカーの街としてのイメージも強い浦和だが、「埼玉県師範学校」(現在の埼玉大学教育学部)に着任した教師が蹴球部を創設し、そこから多くの指導者が県内の学校に教師として赴任したことによりサッカーが普及・発展したため、浦和を中心に県内でサッカーが盛んになったといわれている。

見沼田んぼの自然が彩る緑区

緑区は旧浦和市の東部に位置する。緑区の東部には見沼田んぼが広がり、豊かな自然にも恵まれている。近年は「浦和美園」駅周辺などで大規模な区画整理が行われ、ショッピングモールや住宅地が誕生するなど、暮らしの利便性も向上した。

「イオンモール浦和美園」
「イオンモール浦和美園」

江戸時代には「浦和美園」駅の東側にあたる大門に日光御成街道の宿場が設けられていた。現在も「大門宿本陣表門」などかつての面影を感じられるスポットが点在する。

浦和区と緑区の良いとこ取りができるエリア

浦和区、緑区では南北にJR京浜東北線、JR宇都宮・高崎線、JR湘南新宿ライン、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線が走り、それぞれ東京都心へ直結している。また、浦和区、南区の南部では東西方向にJR武蔵野線が延びる。

道路も南北に国道17号、国道122号、産業道路、東西に国道463号、国道463号越谷浦和バイパスが通り、各方面への移動が便利だ。東北自動車道「浦和」ICも近く、遠方へのドライブも気軽に楽しめる。

百貨店「伊勢丹 浦和店」
百貨店「伊勢丹 浦和店」

「浦和」駅前には「伊勢丹 浦和店」、「浦和PARCO」、「イトーヨーカドー 浦和店」、「北浦和」駅前にも「クイーンズ伊勢丹 北浦和店」、「ビッグ・エー さいたま元町店」とショッピング施設が集まり、ショッピングタウンとして賑わう。

「プラザイースト」
「プラザイースト」

さらに国道463号や産業道路沿いには「クイズゲート浦和」や「島忠浦和中尾店」、「オーケー 浦和原山店」、「MEGAドン・キホーテ 浦和原山店」、「ケーズデンキ 浦和原山店」といったロードサイド型ショッピング施設が並ぶ。国道463号と産業道路の交差点付近には「さいたま市 緑区役所」、「さいたま市立東浦和図書館」やホールなどが入る「プラザイースト」もある。

浦和区と緑区の境界付近に広がる浦和・北浦和エリアでは、このような浦和区と緑区の優れた生活利便をともに享受できるという魅力がある。

思い思いの休日を満喫

浦和・北浦和エリアでは休日を楽しめるスポットも多い。「駒場運動公園」内の「さいたま市駒場スタジアム」はサッカーJリーグ浦和レッズのホームスタジアムとして使われた歴史があり、サッカーの街浦和を象徴するスポットだ。

隣接する「さいたま市青少年宇宙科学館」はさいたま市出身の宇宙飛行士若田光一氏が名誉館長を務め、宇宙や科学技術を学べる「若田宇宙飛行士アカデミー」も開催されている。2018(平成30)年にリニューアルされた最新式のプラネタリウムをはじめ、宇宙や科学技術の展示が豊富にそろう。「駒場運動公園」の南にある「原山市民プール」では夏に流れるプールやスライダープールを楽しめる。

「埼玉県立近代美術館」
「埼玉県立近代美術館」

北浦和エリア周辺には「埼玉県立近代美術館」や「うらわ美術館」など美術館が多いのも浦和画家で知られた浦和らしい特徴といえよう。

浦和区と緑区の良いとこ取りができる浦和・北浦和エリア。ここではファミリーを中心に、あらゆる人が快適に暮らせるだろう。