写真 : 『木曽街道六拾九次 第四 …
江戸時代に中山道が設けられると、浦和に宿場が設けられた。「浦和宿」の本陣は現在の「仲町公園」の場所にあり、毎月の2と7の日には「六斎市」が開かれるなど商業の拠点としてもにぎわっていたという。
写真 : 満寿家
浦和は荒川や見沼代用水など清らかな水に恵まれていたことから、古くからうなぎが名物とされていた。現在は浦和産のうなぎは獲れなくなったものの、江戸時代創業の「山崎屋」をはじめ、「中村家」、「鰻 むさし乃」、「満寿家」などうなぎの名店が営業を続けている。
写真 : うらわ美術館
写真 : 北浦和公園
大正時代以降、浦和には多くの文化人や芸術家が移住してきた。彼らは浦和画家と呼ばれ、文化人、芸術家同士の交流も盛んだったという。こうした背景から、今も浦和には「県立近代美術館」や「埼玉会館」など文化施設が多い。また、「うらわ美術館」では浦和画家の作品を数多く所蔵しており、彼らの息遣いを感じることができる。
写真 : 浦和PARCO
写真 : 浦和駅西口
古くから商業の街として栄えた浦和だったが、1981(昭和56)年に「伊勢丹 浦和店」が誕生、その後も「浦和PARCO」や「アトレ浦和」がオープンし、改めてショッピングタウンとして注目されるようになった。
2013(平成25)年にはJR湘南新宿ラインが「浦和」駅に停車するようになったほか、2015(平成27)年からはJR上野東京ラインの開通でJR宇都宮・高崎線がJR東海道線に直通するようになり、交通アクセスや買い物環境に恵まれた街として人気を集めている。
Topics3:中山道の宿場町から浦和画家の街、そしてショッピングタウンへ 所在地:埼玉県さいたま市浦和区