都市インフラ整備で利便性を増してきた「川越」駅~「上福岡」駅
再開発で便利で快適な街へ進化した「上福岡」駅周辺
東武東上線は「池袋」駅から「寄居」駅を結ぶ路線で、通勤・通学に利用されるほか、小江戸・川越などへの観光路線という性格も併せ持つ。「川越」駅は小江戸・川越の玄関口としてにぎわうほか、「新河岸」駅や「上福岡」駅は区画整理や再開発で利便性が増したエリアにある。
「上福岡」駅はふじみ野市の拠点で、近年の再開発で暮らしやすい街に生まれ変わった。「上福岡」駅の東口では「上野台団地」の再整備が行われ、団地の高層化や小学校統合で生まれた用地を利用して「福岡中央公園」が拡張されている。
「上福岡」駅の西口でも再開発が進められたほか、2020(令和2)年11月には日本無線の工場跡地に「イオンタウンふじみ野」が開業した。
橋上駅舎化と区画整理により進化した「新河岸」駅周辺
「新河岸」駅は2017(平成29)年に橋上駅舎になり、新たに東口が設置された。新しい駅舎のデザインは新河岸川の舟運にちなんで、舟問屋をモチーフにしている。東口と西口を結ぶ自由通路も整備され、東口側からの電車の利用や東西の行き来がスムーズになっている。
併せて「新河岸」駅周辺では区画整理が行われ、東口、西口ともに駅前広場と駅前通りが整備され、バス乗降場やタクシー乗降場、送迎用乗降場も誕生、周辺エリアからの駅の利用も便利になった。
埼玉県有数のショッピングタウンで小江戸の入口としてにぎわう「川越」駅
「川越」駅には東武東上線のほかJR川越線も乗り入れる。「川越」駅は歴史的な街並みが残る小江戸・川越の入口として観光客でにぎわう。「川越」駅から西武新宿線の「本川越」駅にかけて、大規模ショッピング施設や商店街が広がり、埼玉県内有数のショッピングタウンでもある。
都心主要駅までダイレクトアクセスができる
東武東上線の「川越」駅はすべての電車が停車する主要駅だ。「新河岸」駅と「上福岡」駅には普通のほか準急も停車する。一部の電車は東京メトロ有楽町線の「新木場」駅まで直通し、「飯田橋」駅や「有楽町」駅にもダイレクトアクセス。
また、東京メトロ副都心線、東急東横線、みなとみらい線を経由して「元町・中華街」駅への直通運転も行われており、「渋谷」駅、「自由が丘」駅、「横浜」駅へも乗り換え不要だ。
2023(令和5)年からは東京メトロ副都心線、東急東横線、東急新横浜線、相鉄新横浜線を経由して相鉄いずみ野線の「湘南台」駅への直通電車も誕生し、東海道新幹線が「新横浜」駅へもダイレクトアクセスが実現している。
「池袋」駅への所要時間は「川越」駅から急行利用で31分、「新河岸」駅から準急利用で41分だ。「川越」駅ではJR川越線に接続しており、「新河岸」駅から「川越」駅まで3分、「川越」駅から「大宮」駅まで17分、合計20分で「大宮」駅に到着できる。
駅周辺に公共施設が集まり、進学校も多数
「川越」駅周辺には公共施設も充実する。「ウェスタ川越」はパスポートセンター、川越市子育て支援室、公民館、大ホールなどを併設する複合公共施設だ。「クラッセ川越」にも多目的ホール、国際交流センター、図書館、児童館などが入る。
「上福岡」駅西口に再開発で誕生した「ココネ上福岡」にも市民活動センター、子育てふれあい広場、多目的ホール、市役所出張所など公共施設が多い。
川越市は進学校が集まる文教地区としても知られる。東武東上線を利用すれば「川越市立川越高等学校」、「埼玉県立川越女子高等学校」、「城北埼玉中学・高等学校」、「埼玉県立川越高等学校」などにも通学しやすい。
「川越」駅、「新河岸」駅、「上福岡」駅周辺は都市インフラ整備で利便性が増し、小江戸・川越の雰囲気も感じられる住環境に恵まれた街だ。