埼玉の県営公園では最も古く、来園者は最多

大宮公園

大宮公園 舟遊池
大宮公園 舟遊池

さいたま市大宮区および見沼区にある県営の都市公園。「大宮」駅から東北へ約1.5kmの場所に位置し、地域住民の憩いの場として親しまれている。歴史の始まりは1885(明治18)年、氷川神社境内の一部を偕楽遊園の地として開設し、1898(明治31)年以降は埼玉県の管轄となった。その後、日本の公園の父と称される林学博士・本多静六による「氷川公園改良計画」に沿って、公園の整備が企画・実行され、1980(昭和55)年に「第二公園」が大宮公園の東側に、2001(平成13)年には「第三公園」が第二公園の南側に開設された。

「大宮公園」内の「児童遊園地」
「大宮公園」内の「児童遊園地」

67.8ヘクタールを誇る敷地内には硬式野球場、サッカー場、陸上競技場兼双輪場、水泳競技場、弓道場、小動物園、児童遊園地、博物館などを備えている。1933(昭和8)年2月15日に開園した「児童遊園地」は、飛行塔やバッテリーカーを楽しめるので、小さな子どもを持つファミリーに人気のスポットだ。「日本庭園」は季節の移り変わり合わせてさまざまな表情を見せてくれる。

「小動物園」入口
「小動物園」入口

「小動物園」は猿や鶴、カピパラやニホンツキノワグマ、色々な鳥類など約60種300点の動物を見ることができる。入場料が無料というのも嬉しいポイントだ。「小動物園」は1949(昭和24)年、当時の大澤雄一埼玉県知事が北海道へ出張した際に埼玉県の開拓団の村「秩父峡」で見た子熊を引き取ったことが始まりだという。

「NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮公園サッカー場)」
「NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮公園サッカー場)」

硬式野球場やサッカー場、陸上競技場兼双輪場では各種競技団体による競技会や大会が催される。「NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮公園サッカー場)」は、1960(昭和35)年に「大宮公園」内に日本初のサッカー専用球技場として開設された歴史をもち、2007(平成19)年に大幅改修などを経て現在はJリーグ「大宮アルディージャ」のホームスタジアムとしても利用されている。

春には公園内は桜が咲き誇り花見を楽しむこともできる。1990(平成2)年には「日本さくら名所100選」に選ばれるほどで埼玉県民が最も多く訪れる花見の名所としても有名だ。家族サービスしたい時、心をリフレッシュさせたい時、「大宮公園」は味方となってくれる。このエリアに暮らす際には利用頻度が高くなるに違いない。

大宮公園
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4 
電話番号:048-641-6391(大宮公園事務所)
https://www.pref.saitama.lg.jp/omiya-par..

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