碾き立て打ち立て茹でたて

手打蕎麦ぐらの

緑豊かな素敵な外観
緑豊かな素敵な外観

創業は1976(昭和51)年、現在2代目の老舗の蕎麦屋。石畳と緑を多く配した佇まいは、きっとこの店は美味しいに違いないと思わせる風格がある。ここでは地元の埼玉県三芳町産、北海道・音威子府(おといねっぷ)の大自然で育った2種類の蕎麦粉を使用して、毎日店内の石臼で挽き、製粉をしている。

天井が高く、開放感のある店内
天井が高く、開放感のある店内

店内に入るとまずはその設えの美しさに感動。高い天井、7mほどあるというアカシアの大黒柱、一枚板のアサダの大テーブルなど、清々しい空間が広がる。漆喰の壁には、藁や蕎麦殻が入っていたりと遊びゴコロも。奥にはテラス席があり、モミジやカエデの新緑や紅葉を眺めながら、ペットとも一緒に食事ができる。

地元の農家の辛味大根
地元の農家の辛味大根

こちらでは、十割そば、二八そば、田舎そばと3種類の蕎麦を用意。それぞれ個性の違う蕎麦が楽しめる。つゆは、冷たい蕎麦の「辛汁」と、温かいそばの「甘汁」のふたつ。辛汁のだしは、鹿児島県枕崎港と山川港で陸揚げされるカツオの本枯れ節を使用。甘汁のだしは、静岡県焼津のさば枯れ節を40分以上かけて丁寧に出汁をとる。

さっぱりといただける「ナスと辛味大根の冷やかけそば」
さっぱりといただける「ナスと辛味大根の冷やかけそば」

こだわりは蕎麦やつゆだけではなく、野菜などの食材にも及ぶ。店主オススメの「ナスと辛味大根の冷やかけそば」は、ナスの天ぷらに辛味大根を加えた、ボリューム感のある一品。使われる辛味大根は鮮やかな紫色だ。これは地元の農家さんに依頼して、この料理だけのために生産しているという。色味がきれいで、とても美しい蕎麦だ。

限定品の「田舎せいろ」
限定品の「田舎せいろ」

粗挽き蕎麦粉の「田舎せいろ」は、殻ごと挽いた黒い蕎麦だ。6mmほどはありそうな太い蕎麦は、しっかりとした歯応えで蕎麦の香りがよくわかる。メニューも多彩で、蕎麦に合う地酒も4種類あり、ゆっくりと食事が楽しめる。毎日使用する分だけを製粉する、「碾き立て打ち立て茹でたて」の三立ての美味しさをぜひ味わってほしい。

手打蕎麦ぐらの
所在地:埼玉県ふじみ野市大井816-4 
電話番号:049-264-0337
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)
定休日:火・水曜日
https://grano.jp/

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